



「ネスカフェ 沖縄コーヒープロジェクト」は、沖縄で初となる大規模な国産コーヒーの栽培を目指す産学官連携プロジェクトです。2019年に沖縄SVとネスレ日本が沖縄県名護市、琉球大学と連携してスタートし、2020年には沖縄県立北部農林高等学校、2022年からは沖縄県うるま市とも連携。
沖縄県内の耕作放棄地などを活用し、これまで限定された量にとどまってきた沖縄県産のコーヒー豆の生産量を拡大することで、沖縄県産のコーヒー豆やコーヒー製品を新たな特産品とするとともに、農業就業者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地への対応など、沖縄県の一次産業における問題解決を目指します。
その結果、沖縄産のコーヒーを新たな特産品にしたいと考えています。






ネスレは、コーヒー生豆のサプライチェーンを継続的に改善することを目的としたプログラム「ネスカフェ プラン」に世界中で取り組んでいます。10年以上にわたって、苗木の配布や技術支援、買い付けなど、コーヒー豆の栽培から製品の製造・流通・消費まで全ての工程に関与し、持続可能なコーヒー栽培の実現をサポートしています。
「ネスカフェ 沖縄コーヒープロジェクト」もこの取り組みの一環です。ネスレは沖縄でのコーヒー栽培に適したコーヒー苗木の種の提供や、コーヒーを栽培する上で必要となる技術支援、情報の提供などを行っています。






沖縄SVとネスレ日本が協業して2019年4月に開始した「ネスカフェ 沖縄コーヒープロジェクト」。開始当初からの沖縄県名護市・琉球大学との連携に加え、2020年には沖縄県立北部農林高等学校、2022年からは沖縄県うるま市とも連携し、取り組みを加速しています。
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沖縄SV(オキナワ エスファウ)(ネスレ日本と協業)
2015年創設。元サッカー日本代表で、国内ではJリーグ、海外ではドイツなどで活躍した高原直泰氏がオーナー、監督、選手を務める沖縄県のスポーツクラブです。クラブ設立当初より農業や地域活性化の取り組みを行っており、2021年9月には地域活性化や地方創生を目的とした農業生産法人として沖縄SVアグリ株式会社を設立。2022年2月28日には、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)理事会にて「Jリーグ百年構想クラブ」に認定され、今後のJリーグ入会に向けた大きな一歩を歩み始めています。
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琉球大学(連携)
沖縄県の気候・土壌に精通する琉球大学は、農学的見地からコーヒー栽培を行う上で必要となるノウハウ・情報の提供を行います。
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沖縄県名護市(連携)
「ネスカフェ 沖縄コーヒープロジェクト」の発足時に名護市の農地でコーヒーの苗木を移植して以降、同農地内での栽培本数を段階的に増やしています。
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沖縄県うるま市(連携)
耕作放棄地を活用したコーヒー栽培の新農場の開設のほか、市民の憩いの場となるユニバーサルカフェのオープンをはじめとした「コーヒーを活用した地域活性化」を行っていきます。
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沖縄県立北部農林高等学校(連携)
沖縄県の一次産業の担い手となる高校生に向け、2021年1月から熱帯農業科の授業・実習の一環として、コーヒーの苗木を高校の農場に移植・育成する取り組みや、コーヒーの種子の発芽実験や生育調査を実施しています。
