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#NescafeOurPlanet プロジェクト

地球環境の変化の周期に注目してみよう!

日々人:ムッちゃん、1つ前のパートでは宇宙からみた地球の変化を学んだね。 僕らもよく飲む美味しいコーヒーをこの先もずっと飲み続けられるためには、地球で起きている色んな変化に注目しておく必要があるね。 六太:ああ、大切なことだな。 コーヒーのおいしさを、明日も、その先も

1年の中の季節変化に注目しよう! 解説を見る

  • 日々人:1年の中でも季節によって「降雨量」は違うよね。 「降雨量」の変化が影響するデータと言えば?
  • 六太:まず思いついたのは、植物の量や活力を表す「植生指数」かな。
  • 日々人:うん。緑色が濃いところほど植物が豊富であることを表す「植生指数」と「降雨量」を、アフリカの7月と1月で比較してみよう。「降雨量」は青から赤に近づくにつれて多くなるよ。
2017年7月

アフリカ 植生指数 2017年7月 アフリカ 植生指数

アフリカ 降雨量 2017年7月 アフリカ 降雨量

出典:Google Earth Engine / Terra Surface Reflectance (NASA LP DAAC at the USGS EROS Center) / GSMaP (JAXA)
2018年1月

アフリカ 植生指数 2018年1月 アフリカ 植生指数

アフリカ 降雨量 2018年1月 アフリカ 降雨量

出典:Google Earth Engine / Terra Surface Reflectance (NASA LP DAAC at the USGS EROS Center) / GSMaP (JAXA)
  • 六太:「降雨量」が増えると植生が多くなり、「降雨量」が少なくなると植生も少なくなる。1年の中でも「降雨量」の増減にあわせて赤道の南北に植生が移動していることがわかるな。
  • 日々人:上の「植生指数」のデータを重ねたものが下の図になるよ。真ん中のマークを左右に動かして比較すると、植生の移動が実感できるね。

アフリカ 植生指数

2017年7月 2018年1月

出典:Google Earth Engine / Terra Surface Reflectance (NASA LP DAAC at the USGS EROS Center)

  • 六太:赤道付近の熱帯地方で、「降雨量」が少ない時期(乾季)と多い時期(雨季)がはっきりしているサバナ気候のエリアでは、コーヒー豆栽培が盛んだって聞くな。
  • 日々人:うん。それぞれの気候の特徴を活かした農業や人々の暮らしがあるね。 だからこそ、気候の変化は気をつけて観測する必要があるんだ。
コーヒーのおいしさを、明日も、その先も
NESCAFE×JAXA×宇宙兄弟

10年単位の変化に注目しよう! 解説を見る

  • 日々人:次は時間のスケールを広げて、10年単位の変化について見てみよう。「森林/非森林マップ」では、森林の増加と減少を2007年と2017年を比較して見ることができるよ。
  • 六太:森林といえば、アマゾン熱帯雨林が気になるな。

アマゾン 森林/非森林マップ

2007年 2017年

出典:Google Earth Engine / Global PALSAR-2 PALSAR Forest Non-Forest Map (JAXA)

  • 日々人:左側が2007年、右側が2017年。 真ん中のバーを動かして比較すると、2017年は濃い緑色の森林の部分が薄くなっていることがわかるね。
  • 六太:なるほど。右側を航空写真に変更すると、その場所がどうなっているのかイメージしやすいね。

アマゾン 森林/非森林マップ

2017年7月 航空写真

出典:Google Earth Engine / Global PALSAR-2 PALSAR Forest Non-Forest Map (JAXA)

  • 六太:森林の減少は問題だけど、植生の増加はみんないいニュースってことでいいのかな?
  • 日々人:それがそうとも言い切れないんだ。 ヨーロッパのアルプス山脈の植生について見てみるよ。 下の図は、左が2000年8月、右が2020年8月。

アルプス 植生指数

2000年8月 2020年8月

出典:Google Earth Engine / Terra Surface Reflectance (NASA LP DAAC at the USGS EROS Center)

  • 六太:ずいぶん緑化が進んでいるね。年によって差はあるかもしれないけど、20年間で何かが変わったのかな?
  • 日々人:2022年6月に「Science」誌に掲載された論文※でも、温暖化の影響で年々山頂の雪が溶けて、雪に覆われていた場所が急速に「緑化」していると。
  • 六太:どういう問題があるんだろう?
  • 日々人:その論文では、環境が変化することによるアルプス特有の「生物多様性」の危機、そして植物が増える影響での気温上昇が懸念されているね。
  • 六太:なるほど。環境の急速な変化が問題なんだ。

※From white to green: Snow cover loss and increased vegetation productivity in the European Alps
Sabine B. Rumpf et al. 2022
https://www.science.org/doi/10.1126/science.abn6697

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100年以上の変化に注目しよう! 解説を見る

  • 日々人:最後にもっと時間のスケールを広げて、100年以上の変化について見てみるよ。まず、「海面上昇」について。
  • 六太:海面上昇のスピードは、現在は1年あたり3mmと言われているね。
  • 日々人:1年あたり3mmだと、100年後には30cm。そのままだと7000年経たずに20m海面が上昇する計算になるね。
  • 六太:下の図だと、左側が1m上昇、右側が20m上昇か。 かなり内陸まで海面の下にくるなあ。

東京周辺 海面上昇

上昇1m 上昇20m

出典:Google Earth Engine / ALOS DSM Global 30m (JAXA)

  • 日々人:そうだね。実は大昔の縄文時代には今より海面が18m高い「縄文海進」と呼ばれる時代もあったんだ。
  • 六太:ああ、そんな時代もあったんだ。 それなら問題ないのかな?
  • 日々人:地球環境は緩やかに常に変化しているけれど、その変化のスピードが問題なんだ。 温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)による世界のCO2濃度分布観測結果を見てみよう。
GOSATによる世界のCO2濃度分布観測結果
  • 六太:2010年4月から2022年4月のたった12年でも、CO2濃度が上がり続けているね。これだと海面上昇は続くことが予想されるなあ。
  • 日々人:地球の長い歴史の中で地球環境が変化することは自然なことなんだけど、その変化のスピードが人間の活動が原因で加速していると言われているんだ。
  • 六太:急激な変化には、自然界の生態系や人間の生活が追いついていけなくなるものな。

みんなで学ぼう!〜バーチャル科学館〜

  • 宇宙から見た地球の変化とは?
  • NEW! 地球環境の変化の周期に注目してみよう!
  • 私たちにできることは?
  • ネスレの環境課題への取り組み
  • 紙だから再利用!!パッケージで工作しよう!
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©小山宙哉/講談社

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