最近話題の健康成分“ポリフェノール”。
ポリフェノールとは、植物が活性酸素と戦うためにつくり出す物質です。
一般的にコーヒー、抹茶、紅茶、ココアなどの飲料や、チョコレート類などの様々な食品に含まれていますが、実はコーヒーには赤ワインと同じくらいたくさんのポリフェノールが含まれています。


日本人のポリフェノール摂取量は、
目安といわれる量よりも少ない。

一般的に理想的と言われているポリフェノールの1日摂取量の目安は1日1,000~1,500mg以上ですが、調査によると、日本人の平均的なポリフェノール摂取量はこれより少ないという状況です。
日本人の最大のポリフェノール
摂取源はコーヒー。

2014年に首都圏在住の若年女性109名を対象とした飲料・食事摂取調査を行ったところ、ポリフェノール摂取量は食品に比べ飲料から摂る場合が多く全体の約8割を占め、そのうちコーヒーと緑茶でそれぞれ47%、16%を占めることが分かりました(※4)。同様の結果が高齢者を対象とした調査でも得られています。
※4 Fukushima Y et al. J Nutr Sci 2014; 3: e48.
ポリフェノールは貯められない。
だから小まめに、継続的に!

コーヒーのポリフェノール(クロロゲン酸類など)は、コーヒーを飲んでから30分後から1時間後に吸収がはじまりますが、その後は時間の経過とともに徐々に体外へ排出されてしまいます。
水分補給にもなるコーヒーを毎日の生活リズムに合わせて小まめに継続的に飲むことは、ポリフェノールの賢い摂り方という点でもプラスです。