Purina
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飼育について

猫のお手入れの仕方

お手入れ方法

毛づくろい

猫は自分で毛づくろいをし、身なりを整えます。猫の舌の表面にはざらざらした突起があり、小さなブラシのような役割を果たします。この突起で抜け毛を絡め取り、被毛の状態を整えるのです。
しかし、この毛づくろいの習性には心配なこともあります。飲み込んだ被毛が胃に溜まって毛玉となり、それが嘔吐の原因になることがあるからです。特に長毛種はこまめな手入れが必要です。

ブラッシング

ブラッシングは、単に愛猫の見栄えをよくするためでなく、抜け毛を取り除き、被毛と地肌を健康な状態に保ちます。健康チェックだけでなく、あなたと愛猫の絆を強める役割もしてくれます。
ブラッシングが必要かどうかは、愛猫の被毛のタイプによって違います。子猫の被毛は成猫よりも短く、細くて柔らかくふわふわしています。子猫のうちからブラッシングに慣れておくことは、今後のしつけにもよい影響を与えます。短毛種の場合は、週に数回、軽くブラッシングする程度で十分ですが、ペルシャ猫のような長毛種の場合は、被毛の状態を見ながら毎日行う必要があります。
猫種によるブラッシングの頻度や方法については、ブリーダーかトリマーにアドバイスをしてもらうといいでしょう

愛猫の爪は層状構造になっていて、愛猫が木に登ったり、爪を研いだりするときに、外側の古い層が剥がれて内側から新しい鋭い爪が表れます。愛猫の好きな爪とぎ場の辺りで、抜け落ちた古い爪の破片を見つけることがあるのはそのせいです。
猫の爪は、ふだんは指の中に完全にしまわれていて、隠れて見えません。手を持ち、爪の部分の皮膚を足の付け根に向かって引っ張ると爪が出てきます。
週に一度は、爪の長さをチェックしましょう。初めて爪を切るときは、愛猫を獣医やトリマーのところに連れて行き、爪の切り方や切り加減をその場で確認するとよいでしょう。猫の爪の中には神経や血管が通っているので、深爪をして愛猫を傷つけてしまわないよう注意が必要です。
爪を切るときは、愛猫の手足が動かないように固定し、優しく切るようにします。慣れるまでは、四肢の全部の爪を一度に切ろうとせず、愛猫の様子を見ながら、日をおいて数本ずつ切るという方法もあります。
また、爪を調べるときは肉球もチェックし、切り傷や異物がないか調べましょう。気になる点があれば、かかりつけの獣医師に相談してください。

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