アメリカンカール・ショートヘアー

アメリカンカールの子どもはすべてカールした耳になるわけではなく、出現率はほぼ50パーセントです。しかも、ロングかショートかという被毛のタイプも決まっていません。まだ別の品種として独立するほど個体数が多くないので、ショートヘアはアメリカンカールのショートヘアタイプとして認知されています。毛が短いので、日頃の手入れはセルフグルーミングで充分です。抜け毛の処理も楽で、扱いやすい猫になっています。
アメリカンカール・ショートヘアー
  • 原産国 アメリカ
  • 色・模様 全色
  • 毛の長さ 短毛
  • 抜け毛 中程度
  • サイズ 小型
  • 目安となる体重 3~5kg
  • 活発度 高め
  • 子どもに対応する適応力 高め

性格は?
性格や習性はロングタイプとまったく変わりません。変わった風貌のアメリカン・カールですが、その動きや正確は猫そのものです。非常に活動的で物怖じせず、元気に遊びまわります。普段はおとなしく、お気に入りの場所でまったりしています。また、訪問者や知人に対しても甘えるそぶりを見せる人なつっこさがあります。

起きやすい病気/ケガ
耳の開口部が大きいため、外耳炎が好発します。また、カールした耳は、軟骨で支えられているので、触るときに、無理に伸ばすと、軟骨を傷つけてしまい、カールした耳が台無しになることがあるので、十分注意しましょう。

起源
ルーツとなった猫がセミロングの被毛をもっていたため、アメリカンカールといえばロングヘアーが普通ですが、その後、耳がカールしたショートヘアの猫が誕生しました。しかし、短毛のアメリカン・カールの作出にはかなりの時間を費やしました。もともと遺伝子には長毛の要因が含まれているので、短毛のアメリカン・カールから長毛が生まれることもあります。

キャットショーでの評価基準
頭部は、ゆるやかにカーブを描いたくさび型をしています。目は上部はオーバル(卵型)で、下部は円形です。耳は90度以上カールし、大きなカーブを描きます。身体は細身ですが筋肉質のセミ・フォーリン型です。四肢は中くらいの長さです。尾は身体に比例した長さで、付け根が太く、先細ります。被毛は柔らかく密生しています。アンダーコートはほとんどなく、長毛です。