性格は?
変わった風貌のアメリカン・カールですが、その動きや性格は猫そのものです。非常に活動的で物怖じせず、元気に遊びまわります。普段はおとなしく、お気に入りの場所でまったりしています。また、訪問者や知人に対しても甘えるそぶりを見せる人なつっこさがあります。
起きやすい病気/ケガ
耳の開口部が大きいため、外耳炎が好発します。また、カールした耳は、軟骨で支えられているので、触るときに、無理に伸ばすと、軟骨を傷つけてしまい、カールした耳が台無しになることがあるので、十分注意しましょう。
起源
突然変異によって誕生したアメリカン・カールは、ルーツとなった迷子の雌(メス)の猫の「シュラミス」で、すでに独特な耳の形をしていて、シュラミスが生んだ子猫は、その半数が耳がカールしていました。ここから品種としての計画的な繁殖が始まりました。短毛タイプと長毛タイプがありますが、スタンダードでは、被毛のタイプが違うだけで、そのほかは同じです。
キャットショーでの評価基準
頭部は、ゆるやかにカーブを描いたくさび型をしています。目は上部はオーバル(卵型)で、下部は円形です。耳は90度以上カールし、大きなカーブを描きます。身体は細身ですが筋肉質のセミ・フォーリン型です。四肢は中くらいの長さです。尾は身体に比例した長さで、付け根が太く、先細ります。被毛は柔らかく密生しています。アンダーコートは少なく、短毛です。