ラパーム

コーニッシュレックスやデボンレックスは、品種化の途中で現在のようなスリムな体型にブリードされて、独特の姿になりましたが、ラパームはセミフォーリンの筋肉質の体つきで、従来のレックス種とは違った健康的なイメージの猫に仕上がりました。生まれた時点では直毛か、やや縮れた毛をしていますが、子猫時代に毛がごっそりと抜け落ちて無毛になり、その後に太くて絹のようにしなやかな、カールの強い毛が生えてきます。 品種化されてから日が浅く、農家の猫だった時代の性質を受け継いで、今でもネズミ捕りの能力がとても高く、ワーキングキャットとして重宝がられています。
ラパーム
  • 原産国 イギリス
  • 色・模様 全色
  • 毛の長さ 中毛
  • 抜け毛 中程度
  • サイズ 小~中型
  • 目安となる体重 3.5~5.5kg
  • 活発度 高め
  • 子どもに対応する適応力 高め

性格は?
おとなしめの猫種ですが、愛情深く、飼い主家族と一緒にいることをこよなく愛しいと感じています。訪問者などにも人なつっこく対応します。安心できる自宅などの環境では、意外と活発な面も見せ、時によっては陽気に遊びまわります。

起きやすい病気/ケガ
一般的な猫同様、皮膚疾患や尿路結石が好発します。尿路結石は、トイレの際のしぐさを確認して、尿の回数が多いのに、量が少ないと感じたら要注意です。すぐに動物病院で検査を受けた方がいいでしょう。

起源
1982年、オレゴン州の農家で生まれた猫の中に一匹の毛のない子猫がいました。本来なら障害とされるところですが、元気に成長し、成長とともに柔らかいカールヘアに身を包むようになり、その子猫がラパームのルーツになりました。

キャットショーでの評価基準
頭部は中くらいの大きさで、やや丸みを帯びたくさび型をしています。目は大きく丸く、やや釣りあがっています。耳は顔の輪郭の延長線上に位置し、両耳は離れています。身体は中くらいで筋肉質。カールした被毛に覆われます。四肢は中くらいの長さで、前脚よりも後脚が長くなります。尾は長く、先細り、豊富な飾り毛に覆われています。