シャム

世界で最も愛されている有名な猫のひとつです。 温暖な地域原産なので、アンダーコートがなく、寒さには弱いのですが、抜け毛が少なく、管理は楽です。生まれたときは全身まっ白ですが、成長と共に耳や毛、四肢などの末端部に濃い色のポイントが出てきます。生後1歳ほどではっきりとしたポイントが完成します。
シャム
  • 原産国 タイ
  • 色・模様 シール、チョコレート、ブルー等のポイントカラー
  • 毛の長さ 短毛
  • 抜け毛 少なめ
  • サイズ 小~中型
  • 目安となる体重 2.5~5.5kg
  • 活発度 中程度
  • 子どもに対応する適応力 高め

性格は?
上品な見かけによらず、活発に動き回り、好奇心旺盛な一面があります。飼い主に甘えたいときには、鈴を鳴らしたような大きな鳴き声をたてて付いて回り、自分以外のものに目を向けることさえ許しませんが、気が乗らないときはプイッと逃げてしまいます。シャムが最も猫らしい猫と言われる所以です。飼い主に注ぐ愛情は、他のどの猫種よりも深いのです。

起きやすい病気/ケガ
好発する疾病に、糖尿病や眼病、先天性の水頭症などがあります。

起源
タイの王宮で飼われていた門外不出の猫がルーツです。その起源は500年以上も前のアジアで、突然変異から誕生したと考えられています。1800年代後期にタイから輸出されたことから世界に知られるようになり、一気に人気が高まりました。1871年にはイギリスのショーにも出場しました。

キャットショーでの評価基準
頭部は正面から見るとマズルに向かって細くなるくさび型をしています。目はアーモンド型で、色は深く美しいブルーです。耳は大きく、顔の輪郭の延長線上に位置し、やや外側を向いています。身体は中くらいの大きさで、細長くなっています。四肢は身体に比例した長さで、前脚よりも後脚が長くなります。尾はキンクのない細長い尾で、先端に向かって先細くなります。