正しいキャットフードの選び方
いつもの食べ方とちょっと違うな?とか、ちょっと最近見た目が変わったかな?
猫ちゃんの食事の仕方に心配してしまうことありますよね。
すぐに病気を心配するよりも、まずは、そういった兆候についてお話しましょう。
猫は自立心のある生き物といわれていますが、飼い主の食事の与えかたから学ぶこともあります。
食べ物に対してわがままな猫にしてしまうのは「毎日の習慣を崩したり変えたり」「愛猫がちょっと食事を食べないとパニックになって人間の食べ物をあげてしまう」といった飼い主の行動によるものかもしれません。
猫は飼い主を操って、健康的でバランスのとれた食事より、人間のおいしい食べ物を獲得する方法をすぐに学習します。
猫の視点に立って考えてみてください。
「飼い主が与えてくれる食事を拒否すれば、毎回おいしい”ごほうび”をもらえる」としたら、あなたはどうしますか?
愛猫が食にわがままにならないためには、習慣を決めてそれを守ることが最善策なのです。
ですが、日頃からあまり食事に選り好みをしない猫が、先に述べたような問題のある食事の与え方をしているわけでもないのに食べようとしない、という時には獣医に連れて行ったほうが良いでしょう。いつもの習慣と違った行動は、病気の兆候である可能性があります。
猫の体重調整が必要かどうか、簡単に見極める方法が3つあります。
1) 肋骨確認:
猫の背骨に両手の親指を置き、手は胸郭に当てます。
肋骨が感じられるか確認しましょう。被毛の量によっては目視で確認しづらい場合も多いので、実際に猫に触れてみることが重要です。
2) 横から見た姿の確認:
猫を真横から見て、猫のスタイルを確認してみましょう。
胸郭のすぐ後ろが引き締まった状態が理想的です。
3) 上から見た姿の確認:
猫を上から見て、胸郭の後ろが引き締まっているか、確認しましょう。
猫の肋骨やウエストラインが理想的な形ではない場合、それに応じて与える食事の量を調整しましょう。
猫は毛玉を吐きだしたり、ひとつのお皿のフードをほかの猫と獲りあいながらがつがつ食べたりすると、嘔吐することがあります。
さらに、単純に食べるスピードが速すぎるために、頻繁に食後の吐き気をもよおし、実際に吐いてしまうこともあります。
猫は勢いよく食べ過ぎると、粒を噛まずに飲み込むことが多く、喉に詰まらせてしまうのです。
食欲旺盛な猫にゆっくり食べさせる簡単な方法は、大きく平らなお皿に間隔をあけてフードを置き、時間をかけて食べさせることです。フードを少量ずつ数回の頻度に分けて与えてもよいでしょう。
猫が獣医の診察を受ける理由として最も一般的なものの1つが、消化器系の病気です。
新しいキャットフードに慣れていないために胃腸疾患を起こすことがあります。そのような時は、消化器系を休めればよくなるでしょう。
しかし、さらに深刻な病気の場合、体重低下、脱水症状、衰弱を起こすことがあります。動物病院で適切な治療を受けましょう。