健康維持
猫は、日常空間のほこりやカビなどに反応してアレルギーになることがあります。愛猫が何日か続けてくしゃみをしていたら獣医の診察を受けてください。
また食物もアレルギーの原因になる場合があります。一般的に獣医は、食物アレルギーか否かの判断に食物除去法を用います。食物除去法ではまず、猫に特殊な低アレルゲン食を与えます。そしてアレルギーの臨床的兆候が見られなくなった時点で元の食事に戻します。その結果、再度猫にかゆみや皮膚炎症などのアレルギー症状が現れた場合、次は具体的にどの原料がアレルギーを引き起こしているのか確認するため、更なる検査を行ない、アレルギーの原因を突き止めていきます。
糖尿病とは、インスリン(体内の細胞や組織にグルコースを取り込むホルモン)が不足し、糖の代謝がうまくいかないために発症する病気です。糖尿病の猫は健康な猫より食事量が多くても体重は減ります。糖尿病は薬と食事で管理できるので、過剰な空腹、必要以上に水を飲む、頻尿などの症状が見受けられたら、すぐに獣医師に相談してください。
猫は毛玉を吐き出すために、嘔吐することがあります。また、単純に食べるスピードが早すぎることも吐いてしまう原因のひとつです。
勢いよく食べすぎると粒を噛まずに飲み込むことが多く、喉に詰まらせてしまうのです。食欲旺盛な猫にゆっくり食べさせるには、粒の大きなフードをあげて、よく噛んでから飲み込ませることが必要です。
フードを少量ずつ数回に分けて与えたり、トリーツボールを使用したりするのもよいでしょう。
もう1つの早食いの原因は、複数の猫による食事の奪い合いです。多頭飼いの場合、別々の場所で食事をあげてください。それでも嘔吐が続いたり、吐血したりする場合は、獣医に相談してください。
尿路感染症や閉塞など何らかの尿路系の問題を抱えている猫がいます。
猫の尿路系疾患は、尿路内にできる結晶もしくは石によって起こることがあります。尿管の内側が刺激される、また尿が部分的もしくは完全に通過できなくなることもあります。結石と尿路疾患の両方があると排尿時に痛みがあるため、トイレ以外でおしっこをしてしまう、排尿時に鳴き声をあげる、トイレで力む、不安そうにうろうろしたり隠れたりするなどの行動を見受けられます。愛猫にこれらの兆候が見られたら、できるだけ早く獣医の診察を受けてください。
一般的な症状として下痢、食事の拒否があります。これらの症状は、食生活の変化、ストレス、寄生虫、感染症など様々な原因によって起こります。愛猫が食べない、嘔吐する、下痢をするなど、このような場合に原因を特定するのは容易ではありません。深刻な病気があると痛みや苦痛、さらには命にかかわる合併症を起こすことがあるので、まずは獣医に相談してください。
最近は多くの猫が、外に出なくても幸せで健康的な毎日をすごしています。愛猫を活動的でスリムに保つために、室内飼いが障害になるわけではありません。このページでは、室内で愛猫を運動させるコツをご紹介します。
楽しく遊びながらカロリーを消費させましょう。猫は自分ひとりでおもちゃを使って遊ぶより、飼い主と遊ぶほうが大好きだと覚えておきましょう。何かを追いかける、飛びつくなど、猫本来の行動を促すおもちゃがおすすめです。
おもちゃは定期的に変更しましょう。おもちゃへの興味と目新しさを保つのがポイントです。
キャットフードで宝捜しをしてみましょう。少量のドライフードを家のあちこちに置き、猫のハンターとしての本能を刺激し、食べ物を得るための努力を促しましょう。
猫が活動的になるようにしましょう。くしゃくしゃに丸めた紙を廊下で追いかけさせる、床に映った懐中電灯の光をたたかせる、ねこじゃらしを振って追いかけさせるなど、猫を元気に運動させる様々な方法があります。
運動と同じくらい食生活は猫にとって重要です。常にベストな体重を維持するための指針をご紹介します。
食事の量を量りましょう。
人間の食べ物は与えないようにしましょう。
高カロリーのおやつは与えないようにしましょう。
猫がゴミ箱や生ごみ処理機から食べ物をあさらないようにしましょう。