妊娠・出産
出産・産後のケアについてご紹介します。
妊娠の約2カ月後、母猫は出産を迎えます。
無事に出産を終えるためにも、出産から産後のケアまでの流れをしっかり把握し、念入りに準備しておきましょう。
出産前の母猫は、神経質になっていることがあるので、他のペットや子どもから遠ざける必要があります。
また、この期間は、母猫ができるだけ落ち着いて快適に過ごせるような静かな場所を確保してあげましょう。
出産間近になると、母猫は落ち着きがなくなり、何かを探すようにウロウロ歩き回ったり、むやみに鳴いたり、何度もトイレに行ったりすることがあります。
出産が始まったら、母猫にはなるべく近づかないようにし、少し離れた場所で静かに見守りましょう。
子猫は、30―45分間隔で生まれてくることが多いですが、中には1時間程度の間隔をあけて生まれるケースもあるようです。
頭から生まれる子猫もいれば、足から生まれる子猫もいます。
もし、母体から多量の出血がある、出産がスムーズにいかないなどの事態が起きたら、すぐに獣医師に連絡しましょう。
猫の出産はふつう2-5時間程度で終わるとされていますが、中には12時間におよぶケースもあります。
1回の出産で4-5匹程度の子猫を生むのが標準的ですが、猫種や状況によっては数が前後する場合もあります。
出産後、母猫は生まれてきた子猫を守るため神経質になっていることが多いので、むやみに近づいたりせず、子猫のケアは母猫にすべて任せましょう。
もし、母猫が子猫の面倒をみようとしない、もしくは面倒を見てあげられる健康状態にない場合は、母猫の診断と子猫の健康状態を確認するためにも、まず獣医師に相談しましょう。
場合によっては、あなたが子猫の母親代わりとなり、育児を引き継ぐ必要があります。