起きやすい病気/ケガ
基本的に手入れに手間はかからず健康的な犬種ですが、股関節形成不全や遺伝性の白内障の傾向があります。また、先天性心臓病の傾向があります。
歴史
イギリスのスタッフォードシャー・ブル・テリアを19世紀にアメリカに輸入し、独自の改良が加えられ、本家スタッフォードシャーよりも重く大きな闘犬になりました。1900年にはアメリカで闘犬が禁止されると、闘犬は闇の世界へと入り込み、その結果、さらに強力なアメリカン・ピット・ブル・テリアの誕生へとつながっていきます。当初はアメリカン・スタッフォードシャーとピット・ブルは同一犬種とされていましたが、現在は別犬種になっています。
ドッグショーでの評価基準
頭部は中くらいの大きさで、スカルは幅広く、十分な厚みがあります。鼻の色は黒色です。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目は丸く、色はダーク(暗色)です。耳は付け根が高い位置にあり、ローズイヤーもしくは半直立です。完全な垂れ耳は好ましくありません。胴体は背が短く、胸は正面は幅広く、前胸は胸底が深くなっています。尾は短く、先端へ向けて先細りになります。カールしすぎてはいけません。前肢の脚は十分な骨量があり、2本がやや離れてついています。後肢は筋肉質です。