起きやすい病気/ケガ
股関節形成不全のほか、遺伝的に盲目や聴覚障害の可能性が、ほかの犬種よりも高めです。必ず両親の健康状態を確認することはもちろん、子犬も動物病院で健康診断を受けておくことをお勧めします。
歴史
オーストラリアンの名前がありますが、実際にはアメリカで改良・誕生した犬種です。19世紀、牧羊犬として開発されたときに、交配に用いられたオーストラリアに土着していたディンゴの血を引く牧羊犬が含まれていることが、名前に由来しています。ほかに開発に携わったのは、コリーやスペイン産の犬です。1979年にUKC(ユナイテッド・ケンネル・クラブ)、1993年にAKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)で公認されました。
ドッグショーでの評価基準
頭部スカルは頂が平らか、わずかに丸みを帯びています。後頭部にはわずかな突出があります。横から見て、マズルとスカルのトップラインは平行です。ストップはほどよくはっきりしています。目はアーモンド型で、色はブラウン、ブルー、アンバーそして斑点やマーブリングも含めてこれらの色のバリエーションです。耳はほどよい大きさの三角形で、ローズ耳のように横を向きます。直立と垂れ耳は重大な欠点となります。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。胴体は背がまっすぐで、胸は幅広くはありませんが、胸底は深く、肘の位置まで達します。尾はまっすぐで、断尾されているか、ボブテイルです。長さが10cmを超えることはありません。前脚は地面に対して垂直でまっすぐです。