起きやすい病気/ケガ
ほとんど問題はありませんが、いくつかの例を挙げるとしたら、股関節形成異常とアレルギー性皮膚炎、癲癇と眼疾患です。股関節形成異常の大きな原因は肥満です。必要運動量が膨大な犬種ですから、食事と運動量のバランスをとらなければ、すぐに体重に反映されます。歩行に異常がみられたら、すぐに動物病院で検査を受けること、そして毎日の散歩・運動が必要です。
歴史
ベルギーの村のタービュレンにちなんで命名されたベルジアン・シェパード・タービュレンは、4つのバラエティーがあるベルジアン・シェパードの中のひとつです。イギリスのUKC(ユナイテッド・ケンネル・クラブ)では4つのバラエティーを一犬種と認識し、AKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)ではラケノア以外をそれぞれの別犬種と捉えています。
ドッグショーでの評価基準
頭部の輪郭は丸みを帯びず、直線的です。ストップはほどよく、マズルは中くらいの長さで、先に向かって徐々に細くなるくさび型です。目は中くらいの大きさで、わずかにアーモンド型です。色は褐色で、ダーク(暗色)であるほど好ましいとされます。耳はどちらかというと小さく、三角形です。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトですが、上下の切歯の端と端がきっちりと咬み合うピンサーズ・バイトも許容されます。胴体は体高、体長がほぼ等しく、背と腰のトップラインはほぼまっすぐです。尾は先端は少なくとも飛節の位置に達し、休息時には垂れていますが、活動時には上に掲げられ、水平線を越えることはありません。前肢は前から見ると平行です。後肢は力強いですが、重々しくありません。