起きやすい病気/ケガ
個体によっては、出産時、帝王切開が必要な場合があることと、鼻先がつまっているので、呼吸器系の疾患になりやすいことがあります。目にかかる被毛によって眼疾患もみられるので、特に顔周りの被毛の手入れを定期的に行いましょう。
歴史
ブリュッセル・グリフォンは、ベルギー原産のベルジアン・グリフォン、プチ・ブラバンソンと兄弟犬として知られています。FCI(世界畜犬連盟)ではそれぞれを独立犬種として公認していますが、UKC(ユナイテッド・ケンネル・クラブ)、AKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)では、この3犬種を毛質やカラーバリエーションとしてひとつの犬種で公認しています。それぞれの歴史をさかのぼることは難しく、ベルギー王室の愛犬ということと、確かな記録では1880年のブリュッセルのドッグショーに登場したということです。
ドッグショーでの評価基準
頭部はスカルは幅広く、丸く、額は十分に盛り上がっています。ストップははっきりしていて、鼻は黒色で大きく、マズルは極端に短くなります。歯の咬み合わせはわずかに下の切歯が上の切歯より前方に出るアンダー・ショットです。目はたいへん大きく、丸く、両目が十分に離れていて、出目です。耳は断耳されて、とがって直立しています。胴体は胸がかなり幅広くて、胸底は深くなっています。尾は付け根が高い位置にあります。四肢はまっすぐで平行で直立しています。長さは中くらいです。