起きやすい病気/ケガ
遺伝的に、表皮が簡単に裂けてしまう、皮膚無力症ともよばれるエーレルス・ダンロー症候群、粘膜からの出血がみられるフォン・ヴィレブランド病、股関節形成不全、椎間板ヘルニア、頭部や眼への打撲などによる衝撃や遺伝性によることが原因の水晶体脱臼などが好発します。
歴史
カーディガンとペンブロークは、ともに歴史の古い犬種です。紀元前1200年ごろにケルト族がウエールズ州にやってきたときに連れていた犬が祖先ではないかと考えられています。また、別の説では、西暦1000年ころにバイキングが連れてきたスウェディッシュ・バルハウンドが祖先ではないかと考えられています。いずれにしても、はっきりしたことは不明です。両者は1930年代まで交配されていましたが、1934年、別犬種として扱われるようになりました。
ドッグショーでの評価基準
頭部は形、外観ともキツネのようで、スカルは広く、両耳の間は平らです。適度なストップがあり、マズルは鼻にかけて先細ります。鼻の色は黒色です。目は中くらいの大きさで、色はダーク(暗色)で、毛色に調和した色です。耳は直立し、先端はわずかに丸みを帯びています。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。胴体は長く、胸は適度に幅広く、胸底は深く、腰はすっきりしていて、背線は水平です。尾はキツネの尾のようで、身体に沿ってついていて、適度な長さです。四肢は短く、前脚はわずかに弓型で、足はほんのわずか外向きです。後肢は筋肉質です。