起きやすい病気/ケガ
遺伝性難聴、遺伝などの要因で、正常な股関節が形成されていない股関節形成不全、肘関節形成不全、網膜が萎縮して動かなくなる進行性網膜萎縮などが好発します。
歴史
基礎となった犬は、スパニッシュ・ポインターとスプリンガー・スパニエル、その他ウォーター・スパニエルなどの交配によって誕生したと考えられています。おそらく13世紀前後のことです。1825年、イギリス人のエドワード・ラベラックは、イングリッシュ・セターを公認犬種とするべく、約35年間かけて完成させました。その能力はフィールドで最大発揮されるもので、追跡、探索、監視とセット、いわゆるハンターに獲物の位置を指し示すための行動です。フィールドタイプと同時に、ショータイプのセターも誕生しました。見た目の優雅さを強調されたもので、体の下部に長く伸びる被毛が特徴です。1878年にアメリカ、1900年代初期にイギリスで公認されています。
ドッグショーでの評価基準
頭部は長く、両耳間はオーバル(卵型)で、豊かな脳室があります。オクシパット(後頭部)の突出はたいへんきわだっています。ストップもはっきりしていて、鼻の色は、被毛の色に準じて、ブラックまたはレバーです。マズルはほどよく深く、かなりスクエア(四角)です。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はオーバル(卵型)で、色はヘーゼルからダーク・ブラウンまでの色調です。耳はほどよく長く、きちんとしたひだがあり、低い位置にある付け根から、頬に接して垂れています。胴体はほどよく長く、背は短く、水平です。腰はわずかに幅広く、わずかにアーチを描いています。尾は背線とほぼ同じ高さに付け根があり、中くらいの長さで、わずかにカーブするか、弓型です。肩は肩甲骨が十分に後方に傾斜していて、前肢は筋肉質です。後肢も下腿をふくめて、たいへん筋肉質です。