起きやすい病気/ケガ
遺伝的に胎生期の形成がうまくいかなかったことから、心室の間に穴が開く心室中隔欠損、マラセチア菌という真菌の感染による皮膚炎や外耳炎を引き起こすマラセチア感染症、アトピー性皮膚炎、原発性脂漏症、股関節形成不全などが好発します。また、肥満になりやすいので、食事と運動のバランスをしっかりとコントロールしましょう。
歴史
ヨーロッパに古くから存在した古代スパニエルを基礎にして、ウォーター・スパニエルと今は絶滅したランド・スパニエルに分化し、ランド・スパニエルの中からさらにイングリッシュ・セターと絶滅したスプリンギング・スパニエルに分化し、その中の大型のものがイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルです。小型のものはコッカー・スパニエルになりました。スプリンガーとコッカーは、1800年に初めて別々の犬種という認識になりました。1932年にはUKC(ユナイテッド・ケンネル・クラブ)によって公認されました。
ドッグショーでの評価基準
頭部スカルは中くらいの長さで、かなり幅広く、わずかに丸みを帯びています。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目は中くらいの大きさで、アーモンド型です。色はダーク・ヘーゼルで、明るい色は好ましくありません。耳は付け根が絞られているロビュラーで、かなり長く幅広で、頭部に沿って垂れていて、飾り毛が豊富です。胴体は力強く、腰は筋肉質で、わずかにアーチを描いています。尾は付け根の位置が低く、背より上に掲げられることはありません。前脚はまっすぐで、後脚は十分な長さがあり、筋肉質です。