歴史
美しい光沢のあるレッドカラーのアイリッシュ・セターは、おそらくスパニエルとイングリッシュ・セター、アイリッシュ・テリアとの交配によって誕生したと考えられています。当初はアイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セターのバリエーションのひとつとされていました。その後1800年代初期にそれぞれ独立した犬種になりました。1914年、UKC(ユナイテッド・ケンネル・クラブ)に公認され、総合的に優れた猟犬として人気を得ました。
ドッグショーでの評価基準
頭部は長くほっそりとし、マズルとスカルは長さが等しくなります。ストップはたいへんはっきりしていて、鼻の色はダーク・マホガニー、ダーク・ウォールナット、または黒色です。マズルはほどよい暑さで、先端はかなりスクエア(四角)です。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目の色はダーク・ヘーゼルかダーク・ブラウンで、大きすぎてはいけません。耳の付け根は位置が低く、十分後方にあって垂れています。首はほどよく長く、わずかにアーチを描いています。胴体は胸の胸底が深く、フロント(前胸)はいくぶん狭く、腰は筋肉質で、わずかにアーチを描いています。尾はほどよい長さで、付け根の位置がやや低く、先端へ向け先細り、背線より下に保持しています。前肢は肩端がとがって、前脚はまっすぐ。後肢は幅が広くなります。