起きやすい病気/ケガ
胴長の身体は、背骨への負担が大きく、肥満による体重増加や、筋力不足によって、より大きな負担がかかります。また、段差などの落下などによって椎間板ヘルニアを発症する場合があります。椎間板ヘルニアは、下半身麻痺を起こす場合もあるので、十分注意が必要です。ほかにも腹部にでべそのようになる鼠径ヘルニア、甲状腺からのホルモン分泌低下により元気がなくなり、脱毛などを発症する甲状腺機能低下症などが見られます。
歴史
ダックスフンドは中世の頃から知られており、アナグマ狩りで使うために作り出されたスタンダード・ダックスフンドを、もっと小さなウサギやテンなどの小動物の狩りに利用するために小型化して誕生しました。日本では、10年ほど前から人気が高まりました。
ドッグショーでの評価基準
性格は友好的で落ち着きがあり、神経質であったり、攻撃的であってはいけません。頭部は細長く、鼻先に向かって細くなりますが、とがってはいません。眉のリッジははっきりしています。マズルは長く幅広くなり、歯の咬み合わせは、上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトが好ましいものです。目はオーバル(卵型)で、色は濃い赤みがかったブランから黒みがかったブラウンまで。耳は付け根の位置が高く、十分な長さがあり、先は丸みを帯びて、耳の前の縁が頬に接して垂れています。首は十分長く、筋肉質でわずかにアーチを描く首筋が好ましいとされます。胴体は十分筋肉が発達していて、キ甲の後方の胸椎から後部にかけてまっすぐか、やや傾斜しています。胸郭は前から見るとオーバルで、腹はわずかに巻き上がっています。尾は付け根の位置が高すぎず、背線の延長線上に維持されます。前足は筋骨たくましく、頑丈なパッドと短く丈夫な爪があり、隆起しています。後肢は2本が平行になり、踵が密接し、十分隆起しています。身体と地面との間には、自由に動ける余裕があることが必要です。