起きやすい病気/ケガ
基本的に健康な犬種ですが、膝蓋骨脱臼に注意しましょう。ほかにも皮膚疾患や頭部や眼への打撲などによる衝撃や遺伝性によることが原因の水晶体脱臼、やはり遺伝的に視神経に萎縮や欠損があるため、視覚障害を起こす視神経欠損症、肥大性心筋症などが好発します。
歴史
1880年代、イギリスで、小型で働き者のテリアが作出されました。現在のノーリッチ・テリアです。その中で、耳の垂れた犬が生まれました。それが現在のノーフォーク・テリアのルーツです。当初は同一犬種とされていましたが、1964年に、イギリスで正式に別犬種であると公認されました。1979年にはUKC(ユナイテッドキングダム・ケンネル・クラブ)とAKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)のそれぞれでノーフォーク・テリアは公認犬種となりました。
ドッグショーでの評価基準
頭部スカルは幅広く、ごくわずかに丸みがあります。ストップは明確で、マズルはくさび型をしています。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はオーバル(卵型)で、色はダーク・ブラウンかブラックです。耳は中くらいの大きさで、先端がわずかに丸みがあり、頬に接して前方に倒れています。胴体はトップラインが水平で、背は短く、あばらがよく張っています。尾は付け根の位置が高く、背線と同じ高さにあります。前脚は均整が取れていて、後肢は筋骨たくましいです。