起きやすい病気/ケガ
比較的健康な犬種ですが、胴長の体型は椎間板ヘルニアを引き起こしやすいので激しすぎる運動には注意しましょう。また、垂れ耳なので、夏場の暑く湿気が多くなる時期には外耳炎にも注意が必要です。ほかにも被毛が目にかかり、眼疾患を好発します。
歴史
プチ・バセー・グリフォン・バンデーンは、それより大型のグラン・バセー・グリフォン・バンデーンに由来する犬種です。16世紀当初は同犬種として扱われていました。単に狩猟の際の獲物によるバリエーションで、小さなプチはウサギや鳥の小動物、グランはオオカミやアカシカなどの大型動物が獲物でした。1950年代になってようやく、両者が別犬種であると記載された書籍が出版され、1975年以降は、グランとプチとの交配は禁止されています。
ドッグショーでの評価基準
頭部スカルの頂は、わずかにアーチを描いていて、あまり長く伸びず、広すぎず、後頭部の隆起は発達しています。ストップは明瞭で、鼻は鼻孔が広く、色は黒色ですが、毛色がホワイト&オレンジの場合はブラウンでも許容されます。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はかなり大きく、色はダーク(暗色)です。耳は先端がわずかに卵型で、長い被毛で覆われています。胴体は背はまっすぐで、腰は筋肉質、胸は胸底が深く、肘の位置にまで達します。尾は付け根の位置が高く、根元は太く、徐々に先細ります。四肢は短く、筋肉が発達しています。