起きやすい病気/ケガ
大動脈弁の狭窄により、血流障害を引き起こす大動脈弁狭窄、口唇周辺に慢性的なかゆみなどが発生するフルンケル症、遺伝性貧毛症、股関節形成不全、骨肉種、胃捻転などを好発します。
歴史
ロットワイラーの祖先は、おそらくイタリアのマスティフの系統です。そのロットワイラーの基礎となった犬種は、中世の間に、ローマ軍に従軍していました。その犬種こそ、ドイツのロットヴァイル地方で飼育されていたものでした。1800年代になると、その系統はほとんど絶滅してしまいましたが、熱心なブリーダーの努力によって、20世紀初期に復活を果たしました。
ドッグショーでの評価基準
頭部スカルは中くらいの長さで、両耳の間隔が広くなっています。オクシパット(後頭部)の骨は目立つほどではありませんが、発達しています。ストップははっきりしていて、鼻は幅広です。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目は中くらいの大きさで、アーモンド型です。色はダーク・ブラウンです。耳も中くらいの大きさの三角形で、付け根の位置が高く、前方に倒れるように垂れています。胴体は背はまっすぐで、腰は短く、深く、胸は幅広く、胸底が深くなっています。断尾した尾は、背と平行になります。自然のままの尾は、横から見た上の面のアッパーラインの延長と同じ高さに保持されます。前脚は前から見るとまっすぐで、2本が接近しすぎません。後肢も後ろから見るとまっすぐで、2本が接近しすぎていません。