起きやすい病気/ケガ
サルーキーは、若干の遺伝的な眼病や皮膚疾患、心因性疾患の傾向があります。また、走ることが大好きなため、衝突事故などによる骨折に注意しましょう。
歴史
全犬種中、最古の犬と言われるように、かつて、現在のイラク南部に存在したシュメールの最古の文明都市の発掘物の中に、サルーキーと思われる犬の姿が描かれています。発掘物は紀元前7000~6000年前のものです。さらには紀元前2100年の古代エジプトの墓からも、同じようにサルーキーの姿を思わせるものが発掘されています。
ドッグショーでの評価基準
頭部は長く、幅は狭いのですが、スカルの耳と耳の間はほどよい幅があります。ストップは目立ちません。鼻の色は黒色、あるいはレバー・ブラウンです。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目の色はダーク(暗色)からヘーゼルで、大きく、楕円形です。耳は付け根の位置が高く、長いシルク状の被毛に覆われて、スカルに沿って垂れています。胴体は、背はかなり広く、胸は長く、胸底が深く、ほどよい狭さです。尾は長く、付け根の位置が低く、自然なカーブで掲げられ、裏側にはシルク状の豊富な被毛に覆われています。肩は肩甲骨がほどよく後方に傾斜して、前肢は筋肉が発達しています。後肢はギャロップに適していて、大腿と下腿はよく発達しています。