起きやすい病気/ケガ
遺伝性の眼疾患が好発しますが、イギリスでは、両親の系統などの把握に努めているので、ほぼ解決できたと考えられています。また、遺伝などの要因で、正常な股関節が形成されていない股関節形成不全も時折みられます。歩行の様子に異常がないか、確認する必要があります。
歴史
18世紀から19世紀にかけて、ブル・ドッグとさまざまなテリアの組み合わせによってイギリスで誕生しました。1975年にはUKC(ユナイテッド・ケンネル・クラブ)で公認されました。アメリカでも人気が高まり、独自に進化して大柄になったアメリカン・スタッフォードシャ・ブル・テリアは、その後2タイプに分かれ、悪名ばかりが先行する「アメリカン・ピット・ブル」の誕生につながってしまいました。
ドッグショーでの評価基準
頭部は中くらいの大きさで、スカルは幅広く、十分な厚みがあります。鼻の色は黒色です。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目は丸く、色はダーク(暗色)です。耳は付け根が高い位置にあり、ローズイヤーもしくは半直立です。完全な垂れ耳は好ましくありません。胴体は背が短く、胸は正面は幅広く、前胸は胸底が深くなっています。尾は中くらいの長さで、先端へ向けて先細りになります。カールしすぎてはいけません。前脚の肢は十分な骨量があり、2本がやや離れてついています。後肢は筋肉質です。