起きやすい病気/ケガ
非常に健康な犬種で、特になりやすいとされる重大な疾病はありません。毛質などから考えられるものとして、眼疾患や皮膚疾患があります。また、遺伝的に関節疾患がみられる可能性があります。犬の行動をチェックし、異常があれば、動物病院で検査してもらいましょう。
歴史
ミニチュア、ジャイアント・シュナウザーのプロトタイプとなったスタンダード・シュナウザーの歴史は、1400年代までさかのぼります。そのルーツは、今は絶滅したブラック・ジャーマン・プードルとワイヤー・ヘアード・ピンシャー、キースホンド(ウルフスピッツ)から誕生したと考えられています。1879年、ドイツで広く紹介されました。19世紀の終わりにはアメリカへ輸入され、テリアグループとして、1904年に公認されました。1948年にはイギリスでも公認されました。
ドッグショーでの評価基準
頭部スカルは頑丈で、額は平らで、しわはありません。ストップは眉によってはっきり目立ちます。鼻の色は黒色で、歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目は中くらいの大きさでオーバル(卵型)で、色はダーク(暗色)です。耳はV字型で、付け根の位置が高く、折れて垂れています。胴体はトップラインはキ甲から後部にかけて、わずかに傾斜し、背や腰は短く、幅広です。尾は自然の状態です。前肢は前から見ると、前脚はまっすぐで、両脚は接近していません。後肢は横から見ると傾斜していますが、後から見ると両脚は接近することなく、平行に立っています。