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正しいドッグフードの選び方

成犬の食事

犬種サイズや個体差により多少異なりますが、一般的に、成犬期は成長段階の中で最も長い期間と言われています。

成犬期の間、理想的な体型と体重を維持し、6大栄養素であるたん白質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラル、水など必要な栄養をバランスよく摂取することは、愛犬が一生健康でいられるために非常に重要なことです。

1. 成犬用フード

成犬用の総合栄養食には、必要な栄養素がバランスよく配合され、毎日の健康維持をサポートしてくれます。

また、小型犬および体重や体型の気になる愛犬用のダイエットフード、室内飼い(インドア)の愛犬用のフード、皮膚やお腹の弱い愛犬用のフードなど、それぞれの愛犬の体質や生活環境に対応した総合栄養食なども開発されています。

さらに、愛犬の好みに合わせてお選びいただけるよう、新鮮なチキンやラム、サーモン、ターキーなど、高品質な主原料と厳選された原材料との絶妙なコンビネーションで、嗜好性にも優れた製品も数多く発売されています。


2. 食事の与え方 <その1>

成犬期の食事の回数は、1日2回で、規則正しく与えることが重要です。

ドーベルマンのような胸の深い犬種や大型犬、または食べ物をよく噛まずに急いで食べてしまう犬の場合は、1回の食事量を全量器に出すのではなく、5-10分もしくはそれ以上の時間をかけ、数回に分けてゆっくり与えてください。

そうすることでお腹への負担を軽くし、消化吸収を助け、愛犬も十分な満腹感を得ることができると考えられています。また、食事の前後は、急激な運動などを避け、愛犬がリラックスできる環境を作ってあげましょう。


3. 食事の与え方 <その2>

プードルやヨークシャテリアなど、食の細い小型犬や、食べムラのある犬の場合は、一粒一粒に豊富な栄養がバランスよく詰まったフードを与えると、通常のフードよりも少ない給与量で必要な栄養を十分摂取することができます。


4. フードの給与量 <その1>

犬に必要な栄養要求量(カロリー)は、その犬の運動量や性別、体質、生活している場所の温度などによって異なります。

フードのパッケージには、愛犬の体重に合わせた給与量が表示されているので、記載されている量を目安に、愛犬の体型や健康状態を観察しながら、給与量を毎日調節しましょう。

また、いつでも新鮮な水が十分に飲める準備をしてあげましょう。


5. フードの給与量 <その2>

成犬用の総合栄養食には、必要な栄養がバランスよく配合されているので、ドッグフード以外の食べ物を愛犬に与えるのは、カロリーオーバー、栄養バランスの崩れなどの観点からあまりおすすめしていません。

もし犬用のガムやその他のおやつ、人間の食材などを与える場合は、それらのカロリーに応じて、ドッグフードの給与量を調節する必要があります。

ドッグフード以外の食べ物から摂取するカロリーは、1日の総摂取カロリーの20%を超えないように気をつけましょう。


6. 与えてはいけないもの <その1>

愛犬がいくら欲しがっても、人間の食材などを与えることは、あまりおすすめしていません。

栄養バランスが崩れ、健康維持に影響を与えることもあるからです。特に、豚肉などの生肉は、細菌や寄生虫が生息している可能性もあるので注意が必要です。

また、チョコレートは、人間にとってはとても美味しい食べ物なので、甘い香りに誘われて愛犬が食べたがることがあるかもしれませんが、場合によっては神経障害を引き起こすこともあり、虫歯の原因にもなりますので与えないようにしましょう。


7. 与えてはいけないもの <その2>

キャットフードを愛犬に与えるのも控えましょう。犬と猫では、必要な栄養素やそのバランスが異なります。栄養の過不足やカロリーオーバーなどになる可能性もあるので、愛犬には毎日の主食として、犬用の総合栄養食を与えてください。


8. フードの切り替え <その1>

愛犬によっては、成犬期の途中にあっても、体質や健康状態などに応じて、フードを切り替える必要があるかもしれません。
体重や体型の変化、運動不足、皮膚が弱い、お腹が弱いなど、その理由はさまざまです。


9. フードの切り替え <その2>

ドッグフードは、それぞれ使用原材料や栄養設計が異なるので、急激に別のフードに切り替えると、愛犬のお腹に負担を掛けてしまうことがあります。

これまでご使用いただいているフードに新しいフードを混ぜながら、7-10日かけて少しずつ切り替えるようにしてください。成犬用フードからシニア用フードへの切り替えも、同様の方法でスムーズに行いましょう。


正しいドッグフードの選び方