正しいドッグフードの選び方
小型犬は、体重に対する体表面積の割合が大型犬より大きいため、代謝量や体重1kg当たりのエネルギー必要量が多くなります。
そのため、小型犬には小型犬用に栄養設計されたフードが数多く開発されています。
小型犬は成犬より高いエネルギーが必要ですが、口や胃が小さく、一度に食べられる量や無理なく消化できる量には限界があります。
そのような理由から、小型犬用のフードは食べやすい小粒タイプで、一粒に豊富な栄養がぎっしり詰まっています。
さらに、お腹に優しく、筋肉や内臓の健康を考えた高たん白な栄養設計になっているものや、細くて華奢な骨関節に負担がかからないよう、グルコサミンなどを補給できる製品も開発されています。
室内飼いの多い日本の小型犬は、運動量が少ないため、市販の良質な小型犬用フードには、高たん白、低脂肪、低カロリーで便のにおいを抑える天然オリゴ糖が配合されているものが多く、特に食の細い小型犬のことが考えられた製品もあります。
小型犬は大型犬に比べて、短い成長期間で成犬となり、逆にゆっくりと時間をかけて歳を重ねていきます。そのため、成長速度が早い子犬の時期は、成犬時よりも高たん白・高カロリーな栄養が必要です。