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ネスレ ピュリナ ペットケアは、ペットの栄養・健康・ウェルネスを追求するペットケアカンパニーとして、 革新的な製品やサービスの創造に努め、ペットとペットオーナーの皆様の幸せのために尽力してまいります。

中鎖脂肪酸オイル(MCT)で高齢犬の認知機能が改善

1. 中鎖脂肪酸オイル(MCT)とは

中鎖脂肪酸(ちゅうさしぼうさん)オイル(MCT:Medium Chain Triglyceride)は、ココナッツ油やパーム油に含まれる天然成分です。
中鎖脂肪酸オイルは、一般的な脂肪酸よりも鎖(分子)の数が少ないため、食事と一緒に摂取するとエネルギー源としてスムーズに体内に吸収されます。
そういった特性から、40年以上も前から医療の現場では生活習慣病の予防などでもさまざまな活用がされてきました。
近年では、さらに研究が進み、この中鎖脂肪酸オイルが脳の栄養不足にも効果的であるということがわかってきました。

2. 加齢とともに低下する脳機能

多くの犬種では、7歳になれば老犬と呼ばれる年代です。この年齢を過ぎても、大半の犬は元気いっぱいで加齢の兆候はほとんど見られません。
しかし、体の中では加齢による変化が始まっています。
認知機能(または脳機能)の低下は、一般的には緩やかで段階的な老化のプロセスです。
6~7歳になると、犬の脳の神経細胞は、これまで主要なエネルギー源であった“ブドウ糖”を利用する能力が減少し、栄養不足に陥ります。(London, E.D. et al. (1983). Regional cerebral metabolic rate for glucose in beagle dogs of different ages. Neurobiol Aging.)
高齢犬の脳の働きは徐々に緩慢になり、注意力も低下していきます。

3. 老化した脳に、もうひとつのエネルギー源“ケトン体”

脳は、そのエネルギー源として“ブドウ糖”及び、“ケトン体”と呼ばれる物質のいずれかを利用することができます。
神経細胞のエネルギー源として“ブドウ糖”を活用する能力は、犬が6〜7歳になる頃から低下していきます。中鎖脂肪酸オイルは体内で“ケトン体”の一種に代謝され、高齢犬の脳の機能を維持するための、もうひとつのエネルギー源として働きます。

4. 中鎖脂肪酸オイル(MCT)は認知機能を改善

ネスレ ピュリナの研究(Y. Pan et al.(2010). Dietary supplementation with medium-chain TAG has long-lasting cognition-enhancing effects in aged dogs.)によると、7歳以上の高齢犬に8か月に渡り中鎖脂肪酸オイル配合フードを与えた結果は下記の通りです。
・給与期間おいて“ケトン体”の1種 βヒドロキシ酪酸(β-HB)の血清中濃度が上昇しました。
・認知機能を調べる3種の試験を実施したところ、中鎖脂肪酸オイル配合フードを与えたグループは、コントロール(対照食を与えられた)グループと比較し、犬たちの行動と認知機能、学習能力、注意力、記憶力に改善が見られました。
・これら認知機能の改善は、中鎖脂肪酸オイル配合フード給与開始わずか30日時点から見られました。


【ピュリナの研究】
高齢犬の中鎖脂肪酸オイル摂取の有無による比較動画

ピュリナの研究