ネスレアミューズ

ポリフェノールの健康効果

血糖値

1日「3杯」のコーヒーが血糖値の管理に役立つ!?

厚生労働省が平成28年国民健康・栄養調査結果を公表しました。
この調査では、毎年実施している基本項目に加え、糖尿病有病者等の推計人数が報告されました。糖尿病が強く疑われる者および糖尿病の可能性を否定できない者は、それぞれ推計で1,000万人に上ります。
糖尿病は、メタボリックシンドロームによっても引き起こされる病気のひとつです。

糖尿病は、高血糖が慢性的に続く病気です。食事によって吸収されたブドウ糖は、膵(すい)臓から分泌されるインスリンによって細胞内に取り込まれます。しかしインスリンの量が足りなかったり、またその効き目が悪くなると、血液中にブドウ糖が残り、慢性的に高血糖の状態になります。

高血糖の状態が続くと、高血圧や脂質異常症を引き起こしたり、動脈硬化も促進されてしまいます。
内臓脂肪が増えることも糖の代謝に影響し、糖尿病を発症するリスクを高めることが知られています。
糖尿病には、自己免疫疾患などを原因とするⅠ型と、主に生活習慣が原因となるⅡ型があり、圧倒的にⅡ型の方が多いのが特徴です。

1日3杯のコーヒーを飲むことで、Ⅱ型糖尿病の発症リスクが21%ほど低値が示されています。カフェインレスコーヒーでもリスク低減が認められています 1)。
なぜコーヒーの摂取が糖尿病のリスクを下げるのか、そのメカニズムはまだよくわかっていませんが、コーヒーに豊富に含まれるポリフェノールがインスリンの正常な分泌を維持するのに役立つ可能性が考えられます。

参考文献:
1) Ding M et al. Diabetes Care (2014)

  • 次は「美容」
  • 「肝機能」に戻る
TOPへ