ネスレアミューズ

コーヒーポリフェノール
研究で報告されている効果

動脈硬化のリスクを下げる

動脈硬化と抗酸化力の関係は、フレンチパラドックスという事象がきっかけになり解明されてきました。食事から摂取するエネルギーの40%程度を脂肪分から摂る欧米人の食生活ではコレステロール値が高くなり、心筋梗塞を起こしやすくなるというデータが第二次世界大戦後に出てきました。ところが、一国だけこの傾向から外れる国があり、それがフランスだったのです。この矛盾をフレンチパラドックスと言います。フランス人になぜ心臓病で亡くなる人が少ないのだろう?という疑問に対しお茶の水女子大学のグループは、この原因がポリフェノールの多い赤ワインに関係しているのではないかという考えにたどりつきました。ヒト試験で赤ワインの摂取がLDL(悪玉コレステロール)の酸化を遅くすることが実証され、フレンチパラドックスを解くカギは赤ワインにあることを示唆したのでした。

LDL(悪玉コレステロール)の酸化が動脈硬化進展のカギ

動脈硬化がどうして起こるのかについて、血管内腔の断面図で説明しましょう(図)

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LDLは小さな黄色い丸で描いてあります。LDLは血管壁に入ったり血管内腔に戻ったりしていて、血管壁に入ったLDLは、フリーラジカルなどの活性酸素により強い酸化ストレスを受けます。一部のLDLは血管内腔に戻らず、活性酸素の攻撃により酸化LDLになってしまいます。この酸化LDLが動脈硬化の大きな要因になるのです。

免疫細胞の一つである単球は、血管壁の中に入ってマクロファージに分化し、マクロファージは酸化LDLをゴミとして処理すべく細胞内に取り込みます。あればあるだけ処理するので、だんだん大きくなり脂ぎった泡沫細胞になって動脈硬化巣を形成するようになります。その後、内皮細胞を破いて血小板が集まり、血栓を作ります。これを動脈硬化の進展と言います。
このように、悪玉とされているLDLが本当の悪玉(酸化LDL)になって動脈硬化を起こします。LDLを低下させるだけでも約30%動脈硬化が防げると言われていますが、さらにその効果を期待するために、悪玉コレステロールを本当の悪玉にしないことが重要と考えられています。LDLを酸化しにくくする、これがポリフェノール等の抗酸化物質の重要な働きなのです。最近では,ポリフェノールが動脈硬化を進展させるその他の要因に対しても効果を発揮していることもわかってきています。

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動脈硬化がどうして起こるのかについて、血管内腔の断面図で説明しましょう(図)