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岩井俊二が監督した平松愛理「いいんじゃない?」ミュージックビデオが完成!

  

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『いいんじゃない?』平松愛理

平松愛理newシングル~「いいんじゃない?」~
2011年11月9日(水)発売
TECG-37
定価:¥1,000
収録曲
M1:いいんじゃない?
M2:20年目の手紙
M3:いいんじゃない?(Instrumental Version)

平松愛理さんからのメッセージ

岩井監督との20年ぶりの再会によって、私は原点に戻れた気がします。
“人を撮る”事は音楽を創るのに似ていて、一瞬のうちに生まれる感情はその瞬間にしか在り得ない貴重な産物だと気付かされました。
そんな「いいんじゃない?」のPVを是非皆様に観て頂きたいです。

岩井俊二さんからのメッセージ

20年目の知恵
平松愛理さんとのお仕事は実に約20年ぶり。最初は「もう笑うしかない」という曲で、レコード会社のオフィスを借り切って、ある商社に見立てて撮影したのを想い出します。ちょうどお盆シーズンだったのでオフィスが借りられた記憶があります。これがご縁で、「部屋とYシャツと私」を作らせて頂くことになりました。この曲は既に世に知られていましたがPVが存在しておらず、「もう笑うしかない」を含むミュージッククリップ集を作る時に初めて撮影したものでした。プロデューサーから発注の電話を頂いたのが「ゴーストスープ」というドラマを撮っている最中で、あれは12月初旬。3月、撮影現場に「フライドドラゴンフィッシュ」というドラマのシナリオを持ち歩いていたのを憶えているので、その間に「部屋とYシャツと私」を含む何本かのPVを撮ったのだと思います。

あれから20年。その頃生まれた子供は20歳。考えてみてください。僕が生まれる二十年前は1943年です。まだ太平洋戦争のまっただ中。そこからの20年と比べると、この20年は何も変わっていないように思えてしまいます。ITの世界は大きく変わったものの、目に見える風景には些かの違いもない気がします。戦後からの変化に比べると。久しぶりの平松さんもお変わりなく、新しい曲は「いいんじゃない?」。拝聴すると、いい感じに緩くて、優しく肩をポンと叩かれたようで、平松さんらしい素敵な曲だなと感じました。その印象をそのまま映像にしてみることにしました。

「もう笑うしかない」の頃の二十代の自分は頑張ってました。平松さんもきっとそうだったでしょう。今もきっと僕ら変わらず頑張ってると思いますが、「もう笑うしかない」ぐらい頑張っていた二人が二十年の歳月を経て、頑張りながらも「いいんじゃない?」と思える知恵を見出したのかも知れません。(11.1.2012)

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