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  • 2021.07.16
  • 【みんなで考えるSDGs】今できることって何だろう? ネスレの取り組みに学ぶ「フードロスと廃棄物削減」のために大切なこと
  • テレビや雑誌・SNSなどのメディアで、「フードロス」という言葉を耳にするようになりました。

    改めて環境への配慮が見直されるようになった今、様々な企業・団体・個人が「フードロス」に対して様々な取り組みを行っています。

    実はネスレも、“事業活動における環境負荷ゼロ”を2030年に向けた目標に掲げ、以前からこの問題に向き合っている企業です。その根本には、ネスレが食品会社として大切にする「食品づくり」の考え方が大きく関係しています。

    そこで今回、「フードロスと廃棄物削減」を目指した製品開発を通して、ネスレがどのように世の中に貢献しようとしているのか探るべく徹底取材!
    さらに、こうした取り組みを知ることで「私たちに一人ひとりに何ができるのか」をこの機会に考えてみたいと思います。
  • 意外に知らない、「フードロス」の現状
  • 「フードロス」とは、まだ食べられるのに、捨てられてしまう食べ物のことを言います。

    食べ残しや売れ残り、消費期限が近いなどの様々な理由で、まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品は、世界で年間約13億トン、そのうち日本では約600万トンが廃棄されています。これは東京ドームの約5個分、国民1人あたりに換算すると毎日お茶碗1杯分の食料を捨てていることになるのだそうです(※)。

    これはただもったいないだけでなく、地球環境にも悪影響があるのです。可燃ごみとして出された食べ物には水分が多く含まれていて、運搬や焼却の際に二酸化炭素(CO₂)を排出。焼却後の埋め立ても環境負荷につながっています(※)。

    こうした背景を大きな課題と捉え、食品会社として「フードロスと廃棄物削減」に向き合ってきたネスレの取り組みについて、コーポレートアフェアーズ統括部コーポレートコミュニケーション室の武藤寿旭さんにお話を伺いました。

    ※…出典:農林水産省「食品ロスとは」
    https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_4.html
  • 安全においしく楽しんでもらいたい!「ネスレが大切にしている食品づくり」

  • まず、ネスレが食品会社の基本姿勢として“大切にしていること”を教えていただきました。それが「安全でおいしい食品をしっかりお届けすること」です。

    例えば、以下の3つです。
    (1)安全な食品づくり…品質管理はもちろんのこと、不良品や焼却・埋め立て廃棄物ゼロを目指す
    (2)おいしさを保つ工夫…包装材や製造方法などでおいしく食べられる期間が長くなるよう工夫する
    (3)計画的な生産…需要予測と在庫モニタリングで、余剰在庫を出さないよう工夫する

    「『フードロス(余剰在庫)』を出さない努力として、お客様の需要をできる限り正確に予測し製造計画を立てています。製品を製造する上で必要となる原材料や、自社で保管している在庫量、製品出荷後の流通在庫量などを適宜モニタリングし、できるだけ余剰在庫が発生しないように努めています。」(武藤さん)

    それでも尚、状況によっては余剰食品が発生してしまうこともあります。それに対し、ネスレは“今できること”に取り組んできました。

    そこで、サービスを通して世の中に貢献したい!と願うネスレが行うさまざまな「フードロスと廃棄物削減」対策の中から、4つの取り組みをご紹介します。
    私たちの身近な食べ物が、どのように「フードロスと廃棄物削減」につながっているのでしょうか。
  • 食べ物をムダにしない!ネスレ「フードロスと廃棄物削減」4つの取り組み
  • 1)全国のフードバンク団体と連携して、社会福祉に役立てる
    「フードバンク」とは、包装の傷みなどで、品質に問題がないにもかかわらず市場で流通出来なくなった食品を必要とする人や団体にマッチングさせて、お届けする活動のこと。

    ネスレは2000年代から、このフードバンクの活動団体と連携して、余剰食品の有効活用を行ってきました。きっかけは、輸入パスタの外箱が大量に破損し販売できなくなってしまったとき、まだ食べられる製品を有効に活用できないかと考えたこと。

    最初は兵庫県の「フードバンク関西」、そして東京都の「セカンドハーベスト・ジャパン」に、納品時点で賞味期限が1カ月以上残っている製品を寄贈しています。

    2)国内の「キットカット」や「ネスカフェ」製造工場で取り組む「廃棄物ゼロ」
  • ネスレでは日本国内の3つの工場で焼却・埋立廃棄物ゼロを達成しています。

    具体的には、「キットカット」を製造する茨城県の霞ヶ浦工場では食品残さの全量飼料化に取り組んでいます。さらに、静岡県の島田工場では2010年頃から、抽出したコーヒーかすをエネルギー資源や近隣の農家のたい肥として提供しています。

    3)私たちの身近にも!「みんなが笑顔になる 食品ロス削減ボックス」誕生
  • ネスレは、納品期限を超過したことで、通常の流通ルートで販売が困難になり、廃棄される可能性があるネスレ製品を販売する無人販売機「食品ロス削減ボックス」の運用を6月17日よりスタートしました。

    「好きなときにパソコンやスマホで購入し、無人販売機で受け取りが可能なサービスです。気軽に利用できるサービスが増えることで、フードロスを減らす一助になりたいと考えています」(武藤さん)

    4)職場でも「フードロスと廃棄物削減」に関するリアルイベントを実施
    さらにネスレでは、事業所単位での「フードドライブ」活動を実施しています。フードドライブとは、各家庭で使い切れない未使用食品を持ち寄り、それらをまとめてフードバンク団体や地域の福祉施設・団体などに寄贈する活動です。
    また、2019年には各部署の余剰製品やアウトレット品などを社内で販売したり、チャリティーで募った食品を、フードバンクなどにまとめて寄付するイベントをしたりと、「フードロス」に関するリアルイベントを実施。
    武藤さんは今後もこうした取り組みを通して「企業として社会や環境に貢献できる機会を、今後も積極的に作っていきたい」と語ります。

    「フードロス」問題に企業として取り組みながら、私たち一人ひとりの努力で「できること」を、ご自身の暮らしでも実践されているという武藤さん。
    最後に、身近なところから取り組める「フードロスと廃棄物削減」について、アドバイスをいただきました。
  • フードロスを減らす世の中にするために、今「知っておきたいこと・できること」
  • 1)家庭でもできる「ゴミの量を減らす」アイデア
    「プランターで簡単に生ゴミ処理ができることをインターネットで知り、わが家では『コンポスト』を使っています。生ゴミを減らすことは、環境負荷の軽減につながります」(武藤さん)

  • コンポストとは、野菜くずや落ち葉などを微生物の働きを活用して、たい肥化させること。魚の内臓なども、そのまま捨てずにできるだけプランターに混ぜてたい肥に変えているのだそうです。

    「さらに、野菜くずなどの生ゴミが出たら、一度キッチンの専用トレーで乾燥させ、新聞紙に包んで捨てるようにしています。こうすることで、ゴミの量自体を減らすこともできます」(武藤さん)

  • 料理に使わず捨てることになる野菜くず(皮やへたの部分)も、いったん冷凍庫で保存。ある程度たまったら、野菜出汁をとるなどの工夫をしているそうです。

    2)子どもとコミュニケーション。“生産者に敬意を払う”意識を持つこと

  • ネスレのバリュー(共通価値)の中に「敬意を払う」という考え方があります。
    前述の、製造工場で取り組む「廃棄物ゼロ」も、生産者が作ってくれているものを“使わせていただいている”という農家や製造者への敬意です。
    家庭でも「生き物の命をいただいていることへの感謝」、「農家や製造者への敬意」を、2人の子ども達に教えているのだそうです。

    最後に、
    「『食べ物を大切に扱うことの大切さ』を日頃から意識するだけでも、『フードロスと廃棄物削減』へ参加していることになると思います。“SDGs”や“フードロス”という共通言語が浸透してきた今、もっと私たちの暮らしの中で実践できるアイデアを発信していけたらいいなと思っています」と、語ってくださいました。
  • 企業の取り組みから学ぶ、「フードロスと廃棄物削減」への貢献
  • 「フードロスと廃棄物削減」は、今後もますます必要とされるテーマです。

    フードロス削減を含む“SDGs”のアクションは、なかなか結果が見えづらいもの。
    今回学んだネスレの製品づくりや「フードロスと廃棄物削減」への取り組みから、小さな積み重ねや改良が大きな結果になることを感じました。

    私たちがこうした企業の活動を積極的に知ることで、この問題をもっと身近に捉え、暮らしの中で「できること」を見つけることができるかもしれません。

    みなさんにとって本記事が、今日からできる「フードロスと廃棄物削減」を考えるきっかけになれば幸いです。
今回ご紹介した製品
ヨムーノ
編集/ヨムーノ編集部
プロフィール:月間1,800万人以上が利用する、くらし情報メディア「ヨムーノ」。忙しくても"くらしをもっと楽しくかしこく!"をコンセプトに、くらし全方位の「すぐ実践できるトレンド」をウェブで発信。特徴はメディアを一緒に作るインスタグラマーやライター「ヨムーノメイト」。インテリアや料理、ファッションなどの達人や、人気ショップのマニア1,100名以上と編集部のコミュニケーションで生まれる、独自の情報が人気。
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