飼育について 栄養は愛犬が健康で幸せに長生きするための1つの要素にすぎません。私たちピュリナは、飼い主のみなさまに、ペットの心や体、被毛、足の裏までさまざまな角度から総合的にケアする方法を学んでいただけるよう、努力を重ねています。 コンテンツ 愛犬飼育に必要なこと 愛犬の快適な生活のために 愛犬を迎える準備 飼い主になる心得 先住犬への紹介 先住猫への紹介 愛犬と子ども 愛犬の人間年齢 愛犬飼育に必要なこと 栄養は愛犬が健康で幸せに長生きするための1つの要素にすぎません。私たちピュリナは、飼い主のみなさまに、ペットの心や体、被毛、足の裏までさまざまな角度から総合的にケアする方法を学んでいただけるよう、努力を重ねています。 1. 愛犬に必要な基本要素 食事と水栄養バランスのよい食事を与えることから、肥満リスクの回避まで、飼い主が犬に与える食事は重要な要素です。本サイトの「食事と栄養」 のページでは、愛犬への正しい食事と適切な水の与え方をご紹介しています。 ケアと愛情私たちピュリナが犬を愛する大きな理由のひとつは、犬が無条件で私たち人間を愛してくれることです。しかし犬が私たちにくれる愛情と同じだけ、犬も私たちからたくさんの愛情を求めています。飼い主が愛犬と過ごす時間をたっぷりとることは、愛犬の適切な社会化につながり、また、愛犬自身が家族の一員だと実感することにもつながります。 運動子犬をソファに一日中寝ころんだままにしないでください。犬は活動的な動物ですから、充分な運動や刺激が必要です。活発に動きまわることで、健康維持にもつながります。 2. 快適な住空間 あなたの家を、愛犬が気持ちよく過ごせて、そして心地よい刺激を受けられる場所にしてあげましょう。自然の匂いを嗅ぎながら歩きまわれる安全な庭や、心地よく休めるベッドを用意するなどいろいろなやり方で、愛犬自身が「ここには自分の居場所がある」と感じてくつろげる環境をつくりましょう。 名札と登録情報愛犬が必ず家に帰って来られるようにしましょう。愛犬の名前と飼い主の電話番号が書かれた札を首輪につけておけば、もしも愛犬が迷子になってしまった場合も、見つけた人から飼い主に愛犬を返すことができます。更に、動物病院でマイクロチップを埋め込むと安心です。犬が迷子になり保健所や保護施設、その他の団体に保護された場合にも、飼い主を簡単に特定することできます。 日用品食事と水を与えるための割れない容器、首輪、リード、快適で豊富な寝具、そしてもちろん愛犬が活発に遊んだり、運動する刺激になるおもちゃを用意しましょう。 愛犬の快適な生活のために 愛犬を迎えるにあたって、前もって知っておかなければならないことがいくつかあります。新しい家族が到着するまでに、愛犬にとって安全で、くつろげる環境を整えておくことが大切です。 1. 室内 愛犬にとって安全なはずの家の中にも、危険が潜んでいる場合があります。人間にとっては何でもないことが、愛犬にとっては思わぬ怪我や事故につながってしまうことがあるので細心の注意が必要です。室内に危険な場所がないかチェックしておきましょう。 2. 室内のチェック項目 洗剤や化粧品などは、間違えて愛犬が舐めたりしないよう、愛犬の届かない場所にしまっておきます。 電気コードなどを愛犬が舐めたり、かじったりすると感電などの危険があるので、高い位置や壁面に固定するなどしましょう。 マンションなどで多い事故が、高層階からのペットの転落です。愛犬がベランダから外に飛び出さないよう柵などを設置するか、愛犬がベランダなどへ出ないように工夫しましょう。 滑りやすい床は踏ん張りがきかないので、必要以上に犬の足腰に負担をかけてしまいます。フローリングの床や階段には滑り止めやカーペットを敷くなどすると、骨関節への負担も軽減できます。 風通しがよく、適切な温度や湿度を一定に保てる環境かどうか確認しましょう。 3. 危険な植物 観葉植物として室内に飾られ、ガーデニングなどで一般的に人気がある植物でも、愛犬にとっては有毒なものもあります。それらを室内に置かない、あるいは愛犬が届かない場所に置くなどの対策を考える必要があります。 よく知られているのはユリ、アジサイ、アサガオ、ジンチョウゲ、キキョウ、シクラメン、チューリップ、スイセン、スズラン、ポインセチア、アロエ、パンジーなどですが、他にも多種あります。詳しくは獣医師に確認してください。 もし、愛犬が誤ってこれらの植物を口にしてしまうか、それが原因と見られる体調不良などが起きた場合はすぐに動物病院に連れて行くことです。また、可能であればその植物もいっしょに持って行きましょう。 愛犬を迎える準備 愛犬を迎えるにあたって、前もって知っておかなければならないことがいくつかあります。新しい家族が到着するまでに、愛犬にとって安全で、くつろげる環境を整えておくことが大切です。 最低限必要なもの いよいよ子犬を我が家へ迎え入れる日が近づいてきました。これから新しい家族になる子犬に必要なものは、前もって用意しておきましょう。あるいは、子犬をペットショップなどから連れて帰るときに合わせて揃えましょう。子犬といっしょに生活をする上で最低限必要になるものをご紹介します。 子犬用のフード 水やフードを入れる器 トイレ 首輪(カラー)、リード お手入れ用品 キャリーバッグなど 飼育環境や月齢によって必要なものを順次用意していきましょう。 自宅内での準備 子犬を迎える前に、ぜひ知っておきたいことをいくつかご紹介します。 子犬が外に飛び出してしまうことのないように、窓やドアが開いていないか確認しましょう。 人間の食べ物はもちろん、洗剤などの液体やガラス、陶器など壊れやすい物、危険物は、子犬が触れられない場所へ移動しておきましょう。 子犬が噛んだりしないように、電気コード類、ビニール袋などは片付けておきましょう。 靴やスリッパは子犬がかじったりしないように、靴箱等にしまいましょう。 飼い主になる心得 新しい家族を迎える前に あなたを信頼し、あなたや周囲の人たちを癒し、たくさんの笑顔や元気を与えてくれる愛犬からは、無償の愛情を感じることも多いでしょう。新しく大切な家族の一員になる愛犬を、あなたは10~15年近くの長期にわたり、幸せにする自信がありますか?毎日の生活の中で、愛犬のためにしてあげなくてはいけないことを事前に確認し、責任と自覚を持って愛犬を迎えましょう。 ほんの一例ですが、新しい家族を迎える前に、以下のことが守れるかどうか確認してみましょう。 子犬のうちは、しつけや社会性を身につけ、あなたとの生活を理解してもらうためにも、いっしょに過ごす時間が特に必要です。母犬や兄弟たちと離れて不安だらけの子犬を安心させ、子犬の性格や行動を理解するためにも側にいてあげることが大切です。あなたにはその時間や余裕はありますか? 愛犬の健康を維持し、社会性を身につけるためにも、毎日の散歩は欠かせません。あなたにはその時間がありますか?また、自宅でもいっしょに過ごし、お互いにコミュニケーションをはかる十分な時間を確保できますか? 定期的に、被毛や爪、耳の掃除などのお手入れや健康状態のチェックをしてあげる時間がありますか? 家族の一員となり、毎日いっしょに生活するために家族の協力は欠かせません。家族全員が協力して愛犬を大切に育て、守ってあげるためのルールを決めていますか? 家の中に、愛犬が動き回れる、くつろげる、さらに食事ができる十分なスペースはありますか? ご近所にあらかじめ犬を飼うことを伝えておくと、飼い始めた後に起こりやすい近隣トラブルを防ぐことに少しはつながるかもしれません。 愛犬がいると、毎日の食事、動物病院での定期診断やワクチン接種、病気にかかったときの治療費、ペット保険、ペットホテル代など、経済的にも負担がかかるものです。そのための準備はできていますか? すでにペットを飼っているなら、そのペットは新しい子犬(もしくは成犬)とうまくやっていけそうですか?どちらも大切な家族なので、すべてのペットに平等に愛情を注ぎ、ペット同士が兄弟や親友のような関係を築き、お互いに仲良くできるかを事前によく考えましょう。 家族や近隣に住んでいる方たちで、体質的に犬に対してアレルギーを持っている方はいませんか?愛犬の食欲や食事中の様子、便の状態を観察してみましょう。食欲が旺盛で、よく噛んで食べていますか?下痢や便秘になっていたり、便に透明なゼリーのような粘液が混ざっていたりしませんか?色は茶色で、においの少ないコロコロとした小さな便が理想的です。 万一、愛犬が病気になったり、問題行動を起こしたりしたときでも、愛犬に対して根気強く、今までよりもっと時間をかけてたっぷりと愛情を注いであげる覚悟はありますか? 愛犬は生き物なので、病気になることもあります。また、性格や生活環境、しつけの仕方次第では、吠える、噛む、トイレ以外の場所でおしっこをしてしまうなど困った行動を取ることもあるでしょう。ただ、それには必ず理由があるので、なぜそのような問題行動を取るのか、あなたやご家族、環境に問題がなかったかどうかをよく考え、愛犬との信頼関係の再構築を心がけてください。以上のことをすべて守り、さらにもっと愛犬を大切にしていく自信があなたにはありますか?愛犬は、犬種や性別、個体差によって性格もさまざまですが、あなたとあなたのご家族にぴったりの愛犬がきっといるはずです。お互いに「出会えて良かった」と思えるような最高のパートナーを探しましょう。 先住犬への紹介 先住犬がいるお宅で新たに愛犬を迎える場合、ペット同士が仲良くやれるかなど、心配なこともあるでしょう。 1. 新たに子犬を迎えるとき 子犬を家に連れて帰る前に、子犬はもちろんのこと、先住犬の健康診断、予防接種も済ませておくと安心です。 愛犬同士は無理に近づけたりせずに、それぞれのペースに任せて少しずつ慣れさせるようにしましょう。お互いが慣れるまでの間は、人間が近くで見守ってあげた方が安全です。 万一、先住犬が子犬を攻撃しそうになった場合は、子犬を一時的に隔離する必要があります。何か心配なことがあれば、プロのトレーナーやかかりつけの獣医師に相談しましょう。 2. 新たに成犬を迎えるとき<その1> 成犬を家族の一員に迎える場合も、基本的に子犬の場合と同じです。 それぞれ健康診断や予防接種を済ませ、愛犬同士を無理に近づけたりせず、愛犬たちのペースに任せて少しずつ慣れさせるようにします。 3. 新たに成犬を迎えるとき<その2> 成犬同士は、最初は牽制し合ったり、ケンカになったりして、仲良くなるまでに時間がかかるかもしれません。愛犬同士を近づけるときは、必ず人間が側にいて、何かあればすぐに愛犬同士を引き離せるようにしておくなど十分な注意が必要です。 ある程度時間を置いても、ペットたちの関係が上手くいかない場合は、プロのトレーナーやかかりつけの獣医師に相談してください。 先住猫への紹介 先住猫がいるお宅で新たに愛犬を迎える場合、ペット同士が仲良くやれるかなど、心配なこともあるでしょう。 1. 先住猫への紹介<その1> 先住猫がいるご家庭に愛犬が仲間入りする場合、愛猫は初めて見る愛犬に対し、威嚇したり、相手にパンチを加えたり、走って隠れたり、逃げたりすることがあるかもしれません。 先住猫の性格にもよりますが、愛猫が愛犬と仲良くなるまでは、愛犬同士よりも時間がかかることがあります。 2. 先住猫への紹介<その2> 対策としては、愛犬を迎えても、愛猫にはこれまでと同じかそれ以上の愛情を持って接し、愛猫が少しでもリラックスできる環境を作ってあげることです。 また、愛犬が近づけない、愛猫だけの逃げ場所を確保し、お互いの警戒心がなくなるまでは絶対に目を離さないようにしてください。 3. 食事 それぞれが落ち着いて食事ができるよう、なるべく離れた場所で別々にフードを与えます。 愛犬のフードの器は、愛猫の届かない場所に置きましょう。 愛犬と愛猫では、それぞれ必要とする栄養素や要求量が異なります。また、ドッグフードとキャットフードでは栄養設計が違いますので、必ず愛犬(愛猫)にはその愛犬(愛猫)の成長段階やニーズに合わせたドッグフード(キャットフード)を与えましょう。 4. トイレ トイレは、愛犬、愛猫の生活スペースや寝床からは離れた場所に設置するのがふつうです。 それぞれに、清潔で快適なトイレを用意してあげましょう。 愛犬と子ども 愛犬がもたらす責任感 ペットを飼うことは、子供の情操教育にはうってつけだと言われ、家族の一員に愛犬がいれば、早い時期から子供に責任感を持たせることにつながります。一般に、ペットといっしょに育った子供は、大人になったときに、人に対しても動物に対しても社交的で、よりよいコミュニケーションが取れる傾向にあるとも言われています。ただ、特に小さな子供が愛犬と接するときは大人の監督が必須で、場合によっては犬と子供の両方を教育しなければならないこともあります。 乳幼児 愛犬が乳幼児にどのように反応するかは、その愛犬の遺伝や性格、経験などにより変わることがあるので注意が必要です。 愛犬のベッドやフードの器、おもちゃ、トイレなどは乳幼児の手の届かない場所に置いた方がいいでしょう。愛犬を家族に迎えた後に赤ちゃんが産まれた場合、愛犬のテリトリー内における、これまでのにおいの履歴を変えることになるだけでなく、大好きな家族の関心がそちらに払われる可能性も高いので、犬の感情に影響が出るかもしれません。すねたり、興奮したり、家族の関心を引こうとしたりする愛犬もいるでしょう。愛犬に対しても、できるだけこれまでと同様の愛情を注ぎ、赤ちゃんの存在に自然に慣れていくようにしてあげましょう。そのうちに、子守役から保護者、遊び相手にまでなってくれる愛犬も多いでしょう。注意しなければならないのは、子供たちの声は高くて大きいので、愛犬に恐怖心を与えてしまう場合があることです。ときには、子供たちの行動が愛犬にとって予想外で、愛犬に我慢を強いることになってしまう可能性もあります。愛犬が乳幼児に慣れることも大切ですが、愛犬のために落ち着ける静かな場所を確保し、乳幼児にも愛犬への接し方を少しずつ教えましょう。 子供さんへのアドバイス 愛犬への接し方について最低限のことを教えてあげましょう。 愛犬が嫌がっている場合は、無理に追いかけない。 愛犬は優しく撫でる。(愛犬にも子供の指示に従うようトレーニングして、できたらご褒美をあげる。) 愛犬に近づくときのタイミングや、どこを撫でると安心するか。 尻尾は絶対に引っ張らない。 愛犬が、食事中やトイレ中、就寝中はそっとしておく。 愛犬と遊んだ後は、必ず手を洗う習慣をつける。 愛犬の人間年齢 生後7年ごろからシニア犬 愛犬の年齢を人間の年齢に換算する場合、犬種やサイズによって異なり、個体差もあります。小型犬と大型犬とでは、子犬から成犬になる時期や成犬からシニア犬になる時期が異なります。通常は平均値を取って生後1年を目安に成犬、生後7年を目安にシニア犬とされることが多く、そのタイミングに愛犬の成長・健康状態を見ながら最適なフードへの切り替えをおすすめしています。下の比較チャートを使って犬のおおよその人間年齢を換算することができますので、参考にしてみてください。 <ネスレピュリナ調べ>犬種や個体によって差があるので、あくまで目安としてご覧ください。