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慢性期医療における経腸栄養の意義と実践リスク管理

2020年度診療報酬改定セミナー

日 時
2020年8月1日(土)
主 催
株式会社 日本医療企画
共 催
ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー

約400日と長期にわたる療養病棟の平均在院日数。
経口摂取が難しい患者も多く、長期経腸栄養管理となることもある。
その場合、どのようなリスク管理を実践すべきか、オンラインで宮澤靖氏にご講演いただいた。

登壇者

  • 演 者
    東京医科大学病院 栄養管理科 科長/(一社)日本栄養経営実践協会 代表理事 宮澤 靖 氏

腸管を使う必要性が報酬制度に位置づけられる

今年4月の診療報酬改定において、中心静脈栄養(以下、TPN)の適切な管理の推進という観点から、長期の栄養管理を目的として中心静脈注射用カテーテル(以下、CVC)等を留置する場合、患者やその家族へ十分な説明、療養病棟入院基本料の算定に当たってCVCにかかわる院内感染対策の指針の作成およびCVCにかかわる感染症の発生状況の把握が算定要件に追加されました。さらに療養病棟の入院患者にかかわる医療区分3の評価項目のうち、「TPNを実施している状態」については、毎月末にTPNの対象患者がTPNが必要となる状態に該当しているかどうか確認することも算定要件に追加されました。

このTPNについての見直しは、療養病棟におけるTPNの施行件数の増加があります。「平成30年度入院医療等の調査」(厚生労働省)によると、療養病棟入院の医療区分3の患者の48.3%がTPNを施行されている状態にあります。また、「平成30年度DPCデータ」(厚生労働省)によると、入院期間の8割以上にわたってTPN管理されていた患者のいる病院が350施設ほどあることが示されています。今回の見直しは、TPN施行件数の抑制を目的としたものと考えられます。

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