ネスレヘルスサイエンスについて ネスレヘルスサイエンスについて

口から食べることは大切です 口から食べることは大切です

動物は口から食べ物を摂取することで栄養を取り入れています。わたしたち人間も同じで、基本的には口から食べることで命を維持しています。
食べる機能が低下し、口から食べることが難しくなると、食べる量が減って、低栄養になることがあります。水を飲む量も減り、脱水症状になってしまうこともあります。食べ物が食道ではなく気管に入ってしまい、肺炎になることもあります。
低栄養や脱水症状、肺炎は体力や抵抗力を低下させ、食欲もなくなります。食べる機会が減り、栄養が補給されないと食べたり飲みこんだりする際に必要な筋肉は衰えて行きますので、さらに食べる機能が低下していきます。
このような悪循環を断ち切るためには、食べる機能に合わせた食事を選び、口から安全に食べられるよう配慮することが大切です。

飲み込む機能の低下による悪循環 飲み込む機能の低下による悪循環

食べる・飲み込む機能低下のサイン 食べる・飲み込む機能低下のサイン

わたしたちの体には食べる・飲みこむ機能が低下していることを示すサインがあります。食事の時や普段の状態を観察して、箸やスプーンからこぼしてしまう、食べ物が口からこぼれる、お茶や汁物でむせる、食後に痰が出るなどのサインがないかこまめにチェックしましょう。

食事場面の観察 ムセのない誤嚥のサイン ふだんの観察 食事場面の観察 ムセのない誤嚥のサイン ふだんの観察

誤嚥と誤嚥性肺炎リスクの関係 誤嚥と誤嚥性肺炎リスクの関係

誤嚥とは

わたしたちが食べたり・飲みこんだりするときには、気管や肺に食べ物が入らないように喉の奥にある喉頭蓋という器官が気管に蓋をして、食道に向かうようにしています。
食べる機能が低下している場合、喉頭蓋の動きが悪くなることがあります。これにより、食べ物を食道に送り込むときに誤って食べ物が食道ではなく気管に入ってしまうことが多くなります。食べ物が食道に入らず、気管に入ってしまうことを誤嚥といいます。

誤嚥 誤嚥

誤嚥性肺炎とは

食べ物が気道内に入ると、いっしょに細菌も入り込んでしまいます。この細菌や食べ物が原因で肺に炎症を起こすことを誤嚥性肺炎といいます。
食べる機能が低下して免疫力が低下している場合、特に、肺炎にかかりやすいので注意が必要です。
誤嚥性肺炎は食べる・飲み込む機能に問題がある方の入院理由の大きな部分を占めますが、本人やご家族の注意で防ぐことも可能ですので、日頃の注意が大切です。

誤嚥 細菌 誤嚥 細菌

食べる・飲み込む機能が気になる方でも食べやすい食べ物 食べる・飲み込む機能が気になる方でも食べやすい食べ物

食べやすさ・
飲みこみやすさの条件

食べる・飲み込む機能が衰えている方の食べ物は、「飲み込みやすさ」と「窒息しにくさ」のバランスをよくすることが重要です。
「飲み込みやすさ」は舌で簡単に崩せるくらいの「やわらかさ」、口の中で散らばらない「まとまりやすさ(凝集性)」、密度ややわらかさが統一されている「均一性」、温度や時間の経過で硬くなったり溶けたりしない「安定性」が必要です。
「窒息しにくさ」には丸呑みしてものどに詰まらない「適度な弾性」、口の中やのどに引っかからない「すべりの良さ」が大切です。

飲み込む機能の低下による悪循環 飲み込む機能の低下による悪循環

食べる・飲みこむ機能が
気になる人に向かないもの

飲み込む機能の低下による悪循環 飲み込む機能の低下による悪循環

食べやすくする工夫

飲み込む機能の低下による悪循環 飲み込む機能の低下による悪循環

食べる・飲み込む機能が気になる方でも食べやすい食べ物 食べる・飲み込む機能が気になる方でも食べやすい食べ物

食べる・飲みこむ機能が低下していると、食事の量が少なくなり、必要なエネルギー量や栄養が足りなくなることがあります。年齢・体格・状況にもよりますが、(※1)一般的に70歳以上の方には、男性で1日1850kcal以上、女性で1500kcal以上のカロリーと、(※2)2.5Lの水分が必要だといわれています。
(※3)食事量が減っているときは、手軽にカロリーや必要な栄養素、水分が手軽に補える市販の栄養補助食品も活用しましょう。栄養補助食品には、ジェリー状、ムース状、とろみタイプなどの飲み込む機能に合わせた形態があり、配合されている栄養素にも多くの種類がありますので、状況に応じ、必要なものを選びます。

※1 日本人の食事摂取基準(2015年版)
※2 厚生労働省「健康のため水を飲もう」推進運動
※3 福島一郎.摂食・嚥下障害者の補助食品,難病と在宅ケア9(6)58−60(2003)

食べ物別の不足しがちな栄養素と、水分を摂りやすくする方法 食べ物別の不足しがちな栄養素と、水分を摂りやすくする方法

飲み込む機能の低下による悪循環 飲み込む機能の低下による悪循環

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