どこから下痢でどこから便秘?ブリストルスケールでチェックしてみよう

2018.12.21

便を硬さや形で見分ける「ブリストルスケール」を知っておこう

良い便かどうかは、便の量、回数、色、硬さ、臭いなどで判断することができます。
便の硬さと形状の目安となるのが、下の図に示した「ブリストルスケール」という国際的に使用されている基準です。

こちらのタイプ3から5までが正常な便とされています。1)~3)
食事の内容や量にも左右されますが、成人の1回の排便量は平均で120g前後。色は茶褐色が正常とされています。

便の成分は約75%が水分で、残りの約25%には消化されなかった食べ物や腸内細菌、腸の分泌物や粘膜などが含まれます。正常な便は腸内細菌のバランスがとれており、それほど臭くありません。表面はなめらかで、苦労せずスルッと排便することができます。2)

便の性状(ブリストルスケール)

タイプ1「コロコロ便」硬くコロコロの便(ウサギの糞のような便)。タイプ2「硬い便」短く固まった硬い便。タイプ3「やや硬い便」水分が少なくひび割れている便。タイプ4「普通便」適度な軟らかさの便。タイプ5「やや軟らかい便」水分が多く非常に軟らかい便。タイプ6「泥状便」形のない泥のような便。タイプ7「水様便」水のような便。タイプ1「コロコロ便」硬くコロコロの便(ウサギの糞のような便)。タイプ2「硬い便」短く固まった硬い便。タイプ3「やや硬い便」水分が少なくひび割れている便。タイプ4「普通便」適度な軟らかさの便。タイプ5「やや軟らかい便」水分が多く非常に軟らかい便。タイプ6「泥状便」形のない泥のような便。タイプ7「水様便」水のような便。

どこからが便秘? どこからが下痢?

便が気持ちよく出ず、腸の中に長くとどまっていると、水分が過剰に吸収されて硬くなり、排便しにくくなります。便秘のときの便は、ブリストルスケールでいうと、タイプ1から2の水分の乏しい便になります。また強くいきまないと出なかったり、便が残っている感じがしたり、週に3回未満しか出なかったりします。3)

一方、下痢のときの便は、水分が多くなります。ブリストルスケールではタイプ6から7にあたります。排便の回数が増え、つらい腹痛を伴ったりします。

便秘と下痢には急性と慢性があり、病気が背景にあるものからストレスによるものまで、原因はさまざまです。4) お通じのトラブルを病院で相談するときには、このブリストルスケールを参考に便の状態を話すと医師にも伝わりやすいので、ぜひご活用ください。5)

  1. 西村かおる.在宅での排便コントロール(2018)
  2. NHK きょうの健康 「便」と「尿」の悩みをスッキリ解決する本.主婦と生活社.(2018)
  3. 慢性便秘症診療ガイドライン2017. 南江堂.(2017)
  4. 細田 誠弥、生活習慣と排便異常.順天堂医学.50(4)330-337(2004)
  5. 水上勉、慢性便秘症を治す本.法研.(2018)