
日本海に面し、信濃川と阿賀野川が流れる新潟市。河川流域の湿原や潟湖(せきこ)を干拓した水田が広がる郊外には、鳥屋野潟(とやのがた)、佐潟(さかた)、福島潟の3つの潟湖があり、冬にはたくさんの白鳥が越冬にやってきます。
いっぽう、海岸線には砂丘が続き、郊外にある角田山の麓には、その水はけのよさを生かしたぶどう畑が広がり、ワインづくりが行われています。6haの広大な畑を抱えるそのワイナリーでは、ワイン専用のぶどうが垣根式の仕立て方で栽培されていて、春から初秋にかけて葉が生い茂る畑の風景は、まるでヨーロッパのぶどう畑のようです。
新鮮な海の幸や、地方色豊かな郷土料理、越後杜氏が良質な米と水で作り上げる日本酒など、口福を堪能する食材には枚挙にいとまがないこの街。夕暮れ時に海岸に行けば、日本海に沈む夕日がえも言われぬ美しさを見せます。

日々のお惣菜としても、お正月などの祝儀の料理としても出される、新潟を代表する郷土料理です。
里芋のぬめりを生かしながら、鶏肉、ごぼう、にんじん、サヤエンドウ、れんこん、しいたけ、貝柱などを煮込み、器によそってから上にイクラなどをあしらいます。地域によっては、鶏肉の代わりに鮭などが入っていて豪華なことから、新潟ののっぺは「越後のっぺ」との異名もあるとか。素材から出る出汁の旨味は、素朴な中に上品な味わいを醸しています。
温かくてももちろんおいしいのっぺですが、わざわざ冷まして食べるのが新潟スタイルなのだそうです。
「里芋」を使った

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野菜たっぷりののっぺい汁
調理時間:32分
カロリー:145kcal -
里芋と人参のそぼろ煮
調理時間:15分
カロリー:81kcal -
里芋のほっこりピラフ
調理時間:15分
カロリー:405kcal