エシカルな調達
スターバックス®のコーヒー購入におけるエシカルな調達方法の基準となるのは、C.A.F.E.(Coffee and Farmer Equity)プラクティスです。
C.A.F.E.(Coffee and Farmer Equity)プラクティスは、2004年にスターバックスが国際環境NGOコンサベーション・インターナショナルとともに定めた、コーヒー業界初のエシカルな調達のための購買基準となる認定プログラムです。
この認定プログラムは品質、経済、社会、環境への影響の観点から設けられた基準によって、コーヒー農園を評価するものです。
透明性、収益性のあるサステナブルなコーヒー栽培方法を推進するとともに、コーヒー生産者とそのコミュニティ、そして地球を守ることを目的としてつくられたこの様々な基準をクリアし、2015年 スターバックスのコーヒーは99%がエシカルに調達されたものであると認定されました。そして同時にスターバックスは、この中間目標を達成した世界最大規模のコーヒー小売業者となりました。
スターバックスの生産・製造に携わる人々は、調達から販売まで一連の流れのなかで、焙煎する前のコーヒー豆に対する支払いの証明書を提出する義務があります。そしてそこには農家の方に直接支払った額も含まれています。
これによりどの農園からコーヒーを購入しているのか、生産者の名前とそれぞれの農園に支払われたコーヒーの価格を知ることができるのです。
コーヒー生産者には、所有する農園で働く人々の権利を保護する必要があります。そして時には、安全で公正かつ人道的な労働環境を促進するための対策が必要となります。
ここには賃金や手当、労働時間、雇用に関する慣習やルール、保護具の使用、医療や教育を受けさせることなどの基準も含まれています。
C.A.F.E.プラクティスには、持続可能な農業の実践と環境対策も含まれています。その内容はコーヒーの栽培と加工における廃棄物の管理、水質の保護、水とエネルギーの節約、生物多様性の保護、農薬使用の削減などといったものです。
スターバックスでは、最高品質のアラビカ種の
コーヒー豆のみを調達・焙煎・販売しています。
すべてのコーヒーは、カッピング(テイスティング)
を含め、スターバックスの高い品質基準を満たします。
C.A.F.E.プラクティスは一回限りの認証制度ではなく、定期的に認定基準を満たしていることを確認するプログラムです。このようなシステムができた背景には「高品質なコーヒーを末長く供給し、農業コミュニティにいい影響を与えつづけるため、できる改善は常にある」という私たちの思いがあります。
スターバックスは、コンサベーション・インターナショナルなどの団体と協力して日々改善し、このコーヒー調達プログラムが参加農家や生産者に及ぼす真の影響を測定しています。このプログラムがあるから、私たちは世界に30カ国以上あるコーヒー生産国の農家の人々や、調達から販売までの一連の流れを通して、直面している課題を知ることができています。