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コリをほぐすだけじゃない!
仕事にも効く簡単ストレッチ

こんにちは!ネスレ管理栄養士の領家です。
お客様相談室で栄養・健康・ウェルネスのコミュニケーション担当をしています。
デスクワーク中心の生活をしていると、肩や腰に痛みを感じることがしばしば。
痛みをかかえながら仕事に取り組むのは、辛いものですよね。

第7回は「からだの健康」について

皆さまは日々、快適に過ごせていますか?
からだのコリや痛みは、デスクワーカーにとって共通の悩みかと思います。(むしろ、日常の一部になっているかもしれません!)
「長時間座りっぱなし」など一定の姿勢を続けることは、姿勢を保つためにはたらく筋肉の疲労・収縮に繋がり、筋肉同士のバランスを乱します。
この悪いバランスの癖が筋肉に記憶されることでからだの歪みとなり、慢性の肩こりや腰痛を引き起こすと言われています。1)

とはいえ、仕事をするうえで簡単に環境を変えられなかったり、座っていなければできなかったりすることも多いのではないでしょうか?
そんな悩みを少しでも減らすため、ネスレお客様相談室ではメンバー全員が参加できる「ストレッチタイム」を週1回設けています。
今回は、快適なからだを保ちながら働くためにどのような対策を取るべきなのか、具体的なストレッチの方法と共にご紹介します。
本コラムが、よりよい毎日を送るためのヒントになれば嬉しいです!

からだの不調がもたらす仕事への影響

仕事を快活に進めるためにも、からだの不調は少しも溜めたくない!いつも気分よく過ごしていたい!と思っている方は多いはず。
実は、体調不良やこころの不安定さは仕事のパフォーマンスに加えて経済的な影響をも及ぼすという報告があります。
欠勤には至らないものの、健康問題が理由で生産性が低下している状態のことを「プレゼンティーズム」といいます。
よく同時に使われる言葉として「アブセンティーズム」があり、これは健康問題により欠勤している状態のことです。
プレゼンティーズム」による経済的損失額は欠勤している状態の「アブセンティーズム」より大きいと言われています。2)
なんとなくの不調が、欠勤よりも大きな経済的損失になっているとは驚きです!

また、特に経済的損失に影響する症状として、首や肩の痛み、睡眠不足、背中の痛み、目の症状(例:ドライアイ)などが挙げられています。2)
「調子が出ないな…」と思いつつ頑張って働き続けることは、個人の心身だけでなく会社にも良い影響がないのかもしれません。

椅子に座ったまま!道具いらずの簡単ストレッチ

フルにパフォーマンスを発揮して快適に働くにはどうすればいいのでしょう…?
「プレゼンティーズム」の解消に結びつく行動のひとつに、ストレッチがあります。
準備運動や整理運動の一要素として活用されるストレッチは、からだの柔軟性を高め、美しい姿勢の保持にも効果があると言われています。

ここからはネスレお客様相談室でストレッチ講師を務める友近さんにインタビューを行いながら、具体的なストレッチの方法についてもお教えいただきます!

元気な挨拶とニコニコ笑顔がトレードマークの友近さん

領家本日はよろしくお願いします。はじめに、友近さんの自己紹介をお願いできますか?

友近さん管理栄養士としての経歴と、フィットネスクラブでの経歴があります。
もともと予防医療に興味があり、健康づくりのために食事だけでなく運動の勉強もしたいと考えフィットネスクラブに勤めました。
ストレッチ、有酸素運動、筋トレなど色々な種目に取り組みましたが、もともと運動は得意ではなく…(笑)
苦手な方の気持ちはよくわかります。
フィットネスクラブで勤めた後には健康運動指導士の資格も取得して、さらに知識を深めました。

領家私も運動が苦手です…ご自身の経験もあってこそ、私のような人に対しても分かりやすくからだの動かし方を教えてくださるのですね。
仕事の合間にストレッチを取り入れることについては、どのような利点があると思われますか?

友近さん座りすぎは様々な健康リスクに繋がることが分かっています。3)
少しからだを動かすだけでも何もしないよりはいいと言われているので、そういった意味でストレッチを取り入れるとよいでしょう。
また、ネスレお客様相談室のように職場の皆でストレッチをすると普段会話する機会がない人とのきっかけ作りにもなり、よりよい時間になっていると感じます。

領家参加者同士のコミュニケーションにもなるという点は、たしかに実感するところです!
参加者からの反応として印象に残っていることはありますか?

友近さんお声としては「あたまの切り替えになりました」「短時間でスッキリしました」というコメントをいただくことが多いです。
あと、先ほどのコミュニケーションの話とも重なりますが、ストレッチしながら周囲と言葉を交わすことで「不安やイライラしていた気持ちが楽になった気がする」と言っていただけたときは嬉しかったですね!
皆さんお仕事で大変なこともあると思いますが、からだもこころもリフレッシュする時間として、気軽に参加してもらえたらいいなと思います。

領家ストレッチを取り入れるといいこと尽くめ!と感じる一方で、場合によってはどうしても長く座って作業しなければならないときもあると思います。
仕事中の少しの合間に、簡単にできるストレッチはないでしょうか?

友近さんパソコンの画面やキーボードに夢中になると肩や背中が丸まった姿勢になり、胸の筋肉が縮んだ状態になりがちです。
手をお尻の後ろについて胸を張るポーズは、背中の筋肉を使いつつ胸もほぐれるのでおすすめです。

席についたまま、すぐにでも実践できるポーズですね

また、座っている時間が長いと下半身の血流も悪くなりがち。
こまめに立ち上がって歩けるとよいですが、難しい場合は座ったままできるストレッチがおすすめです。
膝上にくるぶしをのせて、背筋を伸ばしたまま上半身をやや前に倒すポーズは、お尻の筋肉を気持ちよく伸ばせますよ。

「パソコン作業中もこっそりストレッチしています」と友近さん

領家気持ちよく伸びますね!意識して取り入れるようにします。
お教えくださり、ありがとうございました!!

大切なのは少しの習慣

今回は「からだの健康」をテーマに、日中快適に過ごすポイントについて具体的なストレッチの方法と共にご紹介しました。
姿勢が崩れるとからだの不調の要因となり、その不調を抱えたまま仕事をすること=「プレゼンティーズム」は経済的損失にも繋がると言われています。
ストレッチは「プレゼンティーズム」解消に結びつく行動のひとつです。
本コラムの作成を通して、心身と経済的な面において職場でストレッチを取り入れる意味を改めて考えることができました。
友近さんはストレッチの時間をあえて作るのではなく、洗濯物を畳みながら…歯磨きをしながら…と「ながらストレッチ」を日常的に行っているそうです。
わざわざ時間を作るのが難しい!という場合は「ながらストレッチ」を習慣にして、からだの不調を溜めないようにしたいものですね。

1)e-ヘルスネット│抗重力筋

2)Nagata T, Mori K, Ohtani M, Nagata M, Kajiki S, Fujino Y, Matsuda S, Loeppke R. Total Health-Related Costs Due to Absenteeism, Presenteeism, and Medical and Pharmaceutical Expenses in Japanese Employers. J Occup Environ Med. 2018 May;60(5):e273-e280.

3)WHO身体活動・座位行動 ガイドライン (日本語版)

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