One Action Beach Clean2024
~ビーチクリーン×地引網~
皆様こんにちは!ネスレお客様相談室の久米です。
先日6月8日、兵庫県の須磨海岸にてネスレ日本・KOBELCO・須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの3団体で『One Action Beach Clean2024~ビーチクリーン×地引網~』が実施され、私も小学1年生の息子と参加しました!
当日は天候にも恵まれ、一足早く夏らしい日差しを感じられました!
受付ギリギリに到着し、まず驚いたのは、参加者の多いこと!!
全体で200名ぐらいの方が参加したようです。
各企業・団体の取り組みについてお話を伺い、あの明石海峡大橋の上の方にはKOBELCOさんの資材が使用されていることや、須磨ユニバーサルビーチプロジェクトでは障害のある方や車いすの利用者も、特殊な器具を活用しながら海やアスレチックを楽しむことが出来ることなどを学びました。
KOBELCOさんの取り組み説明
須磨UBPさんの取り組み説明
私たちネスレからは、参加した子どもたちも大好き!と声の上がった「キットカット」や、猫ちゃんのおやつの「モンプチ クリスピーキッス」、「ネスカフェ ゴールドブレンド エコ&システムパック」等が環境に配慮した紙パッケージであることの発表がされました。
須磨海岸へ向かう電車内で「ネスレって何の会社?」と質問をしてきた息子に、少しでもネスレのことが伝わったかな?と横目で顔を見ながら過ごしました。
その後、ビーチクリーン開始。一見とてもきれいな海岸のようで、腰を落として砂浜を見ると、たばこの吸い殻や非常に小さくなったプラスチックごみ、釣り糸やプラスチックストロー等、約1時間のうちに私たち親子も小さいものをたくさん拾い集めました。
波打ち際に発泡スチロールが非常に小さな粒状で落ちており、一つ一つを拾い上げるのが至難の業でした。
私たち人間にとって拾い上げることが大変でも、このまま放っておくと、再び海へ流れ出てしまい、海の生きものが餌と間違えて飲み込み、苦しんでしまうのではと想像しながらコツコツと集めました。
最終的に集まった海ごみの重さはなんと30キロ!
昨年活動時は18キロだったとのことで、昨年よりも多く拾えた満足感と共に、海ごみが昨年よりも増えているのかもしれないと、複雑な心境でした。
そして子どもたちお待ちかねの地引網体験の時間がやってきました。
行列を作り、ロープを引きながら最初は涼しい顔をしておしゃべりしていた子どもたちも、次第に魚たちの重量が感じられ「重い!!」と大声を上げながらも、楽しそうに綱引き大会のように頑張って引き上げました。
「魚いるのかなぁ?」「海藻ばっかりだったりして!」
そんな言葉を交わしながら引き上げた網をのぞき込み「うわぁ!タコがいた!」「クラゲも混ざっている!」と大はしゃぎの子どもたち。
中には危険な魚介類もいるとのことで、地元の漁師さんが安全な魚たちだけをタッチプールへ移してくださいました。
それぞれの魚の特徴等を丁寧に教えて下さる漁師さんに、「この魚はなに?」と興味津々の子どもたちの目が海の水面のようにキラキラしていました。
先ほどまで網に絡まっていた魚たちに直接触れて命を感じ、その後じゃんけん大会で捕れた魚介類を持ち帰って、自宅で命の重みやありがたみを感じながら食すという、生きた学びを親子で体験できました。
なかなか小学1年生の息子には、環境のことはまだサッパリわからないという様子でしたが、それでも「いろんな魚触れてうれしかったし、ごみが無くなると気持ちいいね」と、帰りの電車でポロッと一言。
地球環境を守る小さなヒーローが1人、誕生した瞬間です。
今回、私たちが参加したビーチクリーンでは、大人から子ども、そして車いす利用の方々と力を合わせて活動しましたが、各社の取り組みや今回の地球環境を守るための活動を通して、多様性も学び、感じ取る機会となりました。
たった一人の力だけでは、大きな問題の解決や改善に向かわせるには難しく、膨大な時間がかかることでも、今回のように多くの人が力を合わせることで前進できること。
そして、その半面で、たった一人の小さな行動でも、積み重ねていくことで、解決の糸口になることもあるのだと、改めて実感しました。
今となっては“当たり前”になっているマイバッグの持参や、ごみの分別など、家庭でも手軽に始められる、身近なアクションを引き続き行うことで、地球環境の問題に“当たり前に取り組む”マインドを親子で育むことができて、素敵だなと感じます。